株式会社グレープストーンの人気スイーツブランド「TOKYO チューリップローズ」が2020年10月28日、阪急うめだ本店に関西初の常設店としてオープンしました。
「TOKYO チューリップローズ」といえば、2019年バレンタインシーズンに期間限定ポップアップストアが初登場し、連日完売するほど話題の人気スイーツブランドです。
今回は、満を時して関西初出店ということで、取材してきました。
まるで「スイーツの花園」
店内には、たくさんのチューリップローズが美しく並んでいるのですが、その姿はまるで花園のフラワーガーデンです。
この「花園」の中でも群を抜いて目立つのが『チューリップローズ』。
繊細なラングドシャクッキー細工のチューリップの中に、とろけるホイップショコラのローズが咲いています。
店内には、まるで本物の花束かのようなディスプレイも、、、。
今のご時世欠かせない「インスタ映え」を求める女性にも嬉しいワンシーンです。
定番商品紹介
『チューリップローズ』
やはり注目の代表作は「チューリップローズ」。
可愛いチューリップと華やかなローズがひとつになった、とびきりよくばりなショコラスイーツです。
繊細なラングドシャクッキー。
甘酸っぱい「ベリー」、 深みある 「キャラメルナッツ」、 爽やかな 「パッションマンゴー」の3味セットです。
『ローズガーデン』
テーマは、“おしゃれを、 かじる”。
スイーツの花びらを、ナッツ香ばしいベイクドショコラの大地に咲かせました。
甘酸っぱくまろやかな 「カシスバニラ」、爽やかな 「カルダモンシトロン」の2味のセット。
8個入 税込1,296円、16個入 税込2,376円
『ワイルドオレンジローズ』
2020年新作、大阪初登場のクッキーです。
パリの森の野ばらのベイクドスイーツ。
ジューシーオレンジ香るクッキー&ハイビスカス香るべイクドスイーツで仕立てた花びらに、甘酸っぱいラズベリーコンフィチュールの朝露をのせて。
6個入 税込1,188円、12個入 税込2,376円
ここでしか買えない!『阪急うめだ本店限定トートバッグセット』
関西初出店を記念して、大阪初登場の新作クッキー『ワイルドオレンジローズ』を、オリジナルデザインのトートバッグにつめた阪急うめだ本店限定トートバックセットが登場です。
バッグは気分によって違う雰囲気が楽しめる両面デザインになっています。
バッグにある『チューリップローズ』は、阪急うめだ本店限定デザインの華やかなピンクゴールドパッケージで。
1日100セットという数量限定販売なので、気になる方はお早めにお店へ急ぎましょう。
トートバッグセット 3101円(税込) 10月28日(水)~11月10日(火)の期間限定
※お一人様2点まで
チューリップローズ誕生のきっかけ
パリで4年修行をし帰ってきたチューリップローズ生みの親、金井理仁シェフは帰国当初、「浦島太郎」状態だったそう。
というのも、日本はちょうどこの頃に「インスタ映え」という言葉が流行りだし、味だけでなく、見た目にもこだわる文化が広がっていたのです。
見た目も大事になった日本文化・・・。
そんななか、金井シェフが発見したのは、チューリップの中には実は小さな「薔薇」があるということでした。
それをスイーツとして形にしてはどうかと提案、試行錯誤の上叶ったのがこの繊細な美しさと美味しさを兼ね備えるチューリップローズなのだそうです。
実際に食べた感想
写真にあるのは「パッションマンゴー」味です。手に取るとまるで手のひらに花が咲いたよう。
おそるおそる、繊細なチューリップの花びらの部分に歯をあてると、まるで花びらのように優しくほろっと1枚の花びらが口に飛び込んできます。本当に一枚一枚優しく。
そのお味は、確かにラングドシャ。
甘すぎず優しく、コーヒーとの相性が抜群です。
中のローズ部分は、マンゴーの味をしっかり感じさせてくれます。
私は大のマンゴー好きですが、これはマンゴー好きだけでなくフルーツ好き、スイーツ好きのみんなに食べていただきたい一品です。
「ベリー」、「キャラメルナッツ」も甘すぎないのにしっかり味を堪能させてくれる素晴らしいお味でした。
優しいラングドシャと、しっかり楽しめるローズ部分のマッチは食べた人にしかわかりません。
友人宅にはどや顔で持っていけることでしょう。
筆者も次回からしっかりどや顔で持っていきたいと思います。
金井 理仁シェフにインタビュー
こんな素敵な商品を手掛けた金井 理仁(カナイマサヒト)シェフとは何者なのか?
「大阪キタじゃーなる」の独自取材にも快くお応えいただきました(^^♪
一緒に食べる時に飲むおすすめの組み合わせは?
コーヒー・紅茶でも合いますし、お酒にもよく合います。
白ワインとかシャンパンと合わせてもらっても美味しいので、大人の方も楽しんでいただけます。
お菓子自体にはお酒も入っていないので、小さなお子様からお年寄りの方まで楽しんでいただけます。
パティシエとしてのモットーは?
「誰もがおいしいと思うお菓子を作り続けること」「新しいことに挑戦し続けること」が自分の中での軸です。
パリに行った時も、一度も途中帰国することなく打ち込みました。
その分帰った来たときに日本の変化に最初は驚いて「浦島太郎状態」になりましたけれども。
パティシエになるまでの道のりは大変だったと思いますが、フランス語は話せたんですか?
フランス語は全く話せないまま渡航しました。渡航3日後ぐらいにはもう仕事を開始したのですが、同僚に何を言われているかが分からなかったんです。
パティシエとしては日本でも働いていたので、使っている単語は同じものもあったんですけどね。
悔しい思いもしましたが、挫けることなくジェスチャーなどでコミュニケーションをとり、人間関係を築いていきました。出てくるフレーズを小さいノートに書き溜めて、家に帰って調べるっていう。
最終的には、フランス人とフランス語で言い合えるようになりましたね。
言葉もそうですが、フランスは完全に実力主義なので、自分でアピールが必要なんです。
アピールし続けて少しずつ任せてもらえるようになりました。
最低でもフランスに3年はいようと思って働いていたら、2年働いたところで「レストランでシェフ・パティシエにならないか」という声をかけてもらって、レストランで働きだしました。
レストランで働くことで、すぐにお客さんの反応も見れるし、流行りすたりもわかる、これも感性を磨く重要なきっかけになりましたね。
クレープストーン社に入ったきっかけ
もちろんフランスから帰ってくるときに多数声はかけてもらっていたものの、コネで入ってしまうと、受け身の働き方しかできないので、一から就職活動しました。
自分の作りたいものが作れる環境として、今の会社に入社し、結果チューリップローズを手掛けることができました。
【後記】チューリップローズ、それは実力者の努力の結晶であり、人々を幸せにするお菓子
フランスでも他から声をかけてもらえる超実力者の金井シェフにお話を聞いていると、軸がすごくしっかりあって信念のあるブレない人だなと感動しました。
お菓子にかける情熱、行動力があるからこそこの「チューリップローズ」が生まれたんですね。
筆者も友人の家へのお土産の定番にしたいと思います。
大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店 地下1階洋菓子売場
JR「大阪駅」徒歩5分、阪急「大阪梅田駅」徒歩5分
0120-229-333
10:00~20:00 ※当面の間
公式HP