こんにちは♪
今回は「Boulangerie Roche(ブーランジェリー ロッシェ)」のご紹介です。

お店の外観
2021年3月16日に開業した「Boulangerie Roche(ブーランジェリー ロッシェ)」は、「日常の風景の中にあるパン」をコンセプトにしたベーカリー。
深江橋駅1番出口を北に3分ほど進み、大通りから一本奥に入った路地沿いにあります。
ホワイトグレーの静かな外観で、思わずお店の前を通り過ぎてしまいそうになるほど街並みにスウゥっと溶け込んでいました。
40種あまりのパンが並ぶ店内

お店の中
壁面の陳列棚と中央に配置された平台に、バゲット・食パン・デニッシュ・総菜パンなど種類豊富なパンがズラリ。
モノトーンを基調としたシンプルな内装なので、自ずとパンの個性や魅力が際立って見えます。
お店に一歩足を踏み入れた瞬間から、迷う喜びが押し寄せますよ☆
オレンジデニッシュ

オレンジデニッシュ
パッと見ると一輪の花のよう。
ナパージュでキラキラと輝くオレンジの重なりを、デニッシュ生地がくるりと包み込んでいます。
てっぺんにパラリと振られているのは刻んだピスタチオ。
フロア担当のいわながさん:「デニッシュ用の生地を型焼きして、中にカスタードクリーム、ディプロマットクリームを重ねて絞っています。」
ディプロマットクリームってなんですか??
いわながさん:「シュークリームに使うクリームで、カスタードクリームとホイップ生クリームを混ぜ合わせたものです。パンというよりデザートとして楽しめると思いますよ(^^」
カットしてみると…大容量のクリーム…!!
少し色の濃い下層のカスタードクリームと、ポテっと光沢のある上層のディプロマットクリームを、繊細なデニッシュ生地がしっかりと受け止めています。
歯を押し入れると、花びらが開くように優しく生地がほぐれます。
オレンジの酸味に絡まるデニッシュの香ばしさ。
2層のクリームがつくり出す食感のグラデーション。
甘く品のあるバニラの香り。
“華麗”という言葉がピッタリくるパンです。
クロワッサン

クロワッサン
Roche(ロッシェ)のクロワッサンは、とてもクラシカルな外見。
ルーヴル美術館にある静物画の中に描かれてそうな、マリーアントワネットが好んで食べたクロワッサンって、こんな感じだったんじゃないかなあと思うような。
いわながさん:「デニッシュ生地とは別に、クロワッサン専用の生地で作っています。発酵バターをたっぷり使っているので、香りがとってもいいですよ♪」
内側はこんな感じ。
あぁ綺麗だなぁ…と見惚れます。見事な網の目。
薄く半透明になった生地の向こうに、また別の生地の層が見えます。
綺麗すぎて食べられない 笑
クロックムッシュ(クロワッサン)

クロックムッシュ(クロワッサン)
自慢のクロワッサンで作ったクロックムッシュ。
切り込みを入れたクロワッサンに、たっぷりの自家製ホワイトソースと、旨みの詰まったハムがサンドされています。
表面には、赴くままに流れるチーズをたっぷりトッピング。
いわながさん:「温め直すと、発酵バターやチーズの香りが一層強まります♪」
「あっ!」と口に入れた瞬間思わず声が出ます。
秒速というか瞬速で「おいしい!!」が体中に伝播します。
ホワイトソースの中に、ハム、チーズ、バター、小麦の旨みが溶け込んでいて、舌にのせた瞬間あらゆる味蕾が一気に反応する、という感じです。
ソースと一緒に、なめらかに消えていくクロワッサン。
ハムの塩味。鼻を抜けていく芳しいチーズの香り。
…これは必食です!
クロックムッシュ(バゲット)

クロックムッシュ(バゲット)
こちらはバゲットで作るクロックムッシュ。
歯切れのよいバゲットに、ソースがしっとりしみ込んでいます。
家飲みの一品としても活躍しそう◎
ウインナードッグ

ウインナードッグ
食感、味、長さなど、さまざまな種類の中から吟味して決めたソーセージを、ソフトな生地で挟み込んで成形したウインナードッグ。
いわながさん:「特徴は、パンの上にチーズだけじゃなく自家製ホワイトソースものせているところです!」
パリッとしたソーセージの食感、パンの弾力、ホワイトソースのコク。
後味に残る塩気が、次のひと口を誘います。
ブルーベリークリームチーズ

ブルーベリークリームチーズ
こちらはいわながさんお気に入りのブルーベリークリームチーズ☆
表面は、カリカリっとした食感が楽しいダッチブレッド仕上げ。
いわながさん:「ブルーベリーを混ぜ込んだ生地で、たっぷりのクリームチーズを包んでいます。」
カットしてみると、クリームチーズが中央にドンッと入っていました☆
Roche(ロッシェ)のパンは、入れる具材の量に躊躇がない…!
「いかにおいしいパンを作れるか」という闘志のようなものが、パンの内側の具材量になって表れてる感じがします。
クリームパン

クリームパン
丁寧に熟成させたブリオッシュ生地に、自家製カスタードクリームが優しく包まれています。
トッピングの真っ白なあられ糖がキュート。
いわながさん:「マダガスカル産バニラビーンズを使っているので、香りがとってもいいんです。」
パンを割ると、ゼリー状とクリーム状の絶妙な境にある質感のカスタードクリームがプルプルッと揺れます。
くちどけが良く、いわながさんの言う通り香りが抜群にいい♫
レーズンブレッド

レーズンブレッド
ローフ型サイズで、通常の食パンより小ぶりのレーズンブレッド。
いわながさん:「見た目だけではわからないんですが、ちょっと持ってもらうとわかると思います^^」
と言われてパンを手の上にのせてみると…ズシ―ッと重い!
理由はこのレーズンの量!
もう世のレーズンブレッドに対する挑戦状のような気迫さえ感じます。
具材の多いパンによく見る空洞(パンの間に穴ができる)がほぼ無いのも特徴。
また、具材の重みで生地のふくらみが妨げられると、生地が潰れて食感にクチャつきが出たりするのですが、そういったところもありませんでした。
ジューシーなレーズンは、工房で漬けこんでお店独自の味わいに仕上げているそう。
いわながさん:「生地重量より、レーズン重量のほうがあります 笑、このパンは人気で、午前中になくなってしまうことも多いんですよ。」
カットしているそばから、ホロホロとこぼれるレーズン。
そのレーズンをつまみ食いするのも至福のひと時♪
四角い食パン

四角い食パン
どの面にも整った焼き色がついています。
「四角い食パン」っていうネーミングのわかりやすさも魅力的。
生地の伸びをよくし、柔らかい食感を作り出すことができるといわれる乳酸菌を配合しているそう。
いわながさん:「歯切れの良さを出すために、米粉も配合しているんですよ。」
湯ごね食パン

湯ごね食パン
のびのびと気持ちのよい膨らみを見せる山型食パン。
湯ごね製法を用いて、角型食パンとは違った食感に仕上げているそう。
いわながさん:「一本そのままで購入されるお客様も多くいらっしゃいます。」
お客様へひと言メッセージ
オーナー:「日常の風景にある飽きのこないパンと共に、「おいしい!」という小さな幸せをお届けいたします。
是非、お気に入りのパンを見つけにお立ち寄り下さい。」
道を挟んですぐのところに公園があるので、ポカポカの日差しを浴びながら「Boulangerie Roche(ブーランジェリー ロッシェ)」のパンを食べるのもよさそうです♪
大阪市城東区永田町4-13-12 ラポルテ石川1階
大阪メトロ「深江橋駅」徒歩3分
06-6180-8061
10:00~19:00(売り切れ次第終了)
月曜日
公式サイト 食べログ
「Boulangerie Roche」の近くの駐車場はこちら→くるっとパーク深江橋駅東