2021年4月7日、南森町にオープンした台湾朝食専門店「wanna manna」のレポートをお届けします♪
目印は緑の看板☆
大阪メトロ南森町下車、日本一長い商店街として有名な天神橋筋商店街を南に向かってテクテク歩き、ちょうどアーケードの無くなる境あたりにパッと現れるナチュラルグリーンの建物が「wanna manna(ワナマナ)」。
訪問時はまだプレオープンということでしたが、22席の店内には入れ代わり立ち代わりお客さんが入ってきていました♪
「wanna manna(ワナマナ)」のコンセプトは、「台湾の朝食を一日中楽しめる複合型朝食専門店」。
鹹豆漿(シエンドウジャン)や燒餅(シャオビン)など、朝食大国と呼ばれる本場台湾で実際に親しまれている朝食の味をそのままに提供してくれます。
豆から仕込んだ自家製豆乳
お店で作る豆乳は、仕入れた大豆を下処理するところから始めます。
台湾の伝統的な生搾り製法で、雑味のないまろやかな味わいに仕上げるところが特長。
サラリとしたのど越しなので、ジュース感覚でごくごく飲めてしまいます!
鹹豆漿(シエンドウジャン)
自家製豆乳を使った、台湾式の豆乳スープ。
旨味を凝縮した豆乳に桜エビやザーサイ、葱といった具材に加え、揚げたての油條をトッピング。
お酢を加えることで、おぼろ豆腐のようにユルユルッと固まる豆乳。
レンゲですくってみるとこんな感じです。
喉に通すと、スーッと体が整っていく感じ。お酢が入っているので、さっぱりした後味になっています。
胃腸の調子が崩れている時などの養生食としてもよさそうです◎
ザーサイやネギのシャキシャキ感、サクサクっとした油條の食感も楽しめます。
蛋餅(ダンピン)
ジューっという音が勢いよく聞こえてくるライブキッチン。
鉄板で手際よく焼かれる蛋餅(ダンピン)を間近でみることもできます。
「この円形の生地が蛋餅(ダンピン)?どうやって作ってくの?」と、ワクワクが止まりません♪
フワッと焼き上げた卵とジューシーなベーコンを生地の上に。
ヘラを使いながら生地をクルクルっと巻いていきます。
生地のモチモチした食感、タマゴのフワフワ感、ベーコンの塩気が絶妙に合わさっています。
仕上げに、とろみのある特製ダレを掛けていただきます♪
燒餅(シャオビン)
軽く塩味のするシンプルな台湾式の焼きパンに、揚げたての油條(台湾式揚げパン)と卵を挟んだシンプルな1品。
台湾ではポピュラーなメニューだそう。
表面にちりばめたゴマの風味がほのかに香ります。
食べ応えもあるのでランチにもピッタリ。
アツアツをぜひどうぞ☆
炭烤吐司(タンカオトゥスー)
炭火で焼き上げた厚めのトーストに、台湾風味付けの豚肉や卵、野菜を挟んだボリューミーなサンドイッチ。
炭火の持つ赤外線効果により“外はさくっ、中はふんわり”とした食感に仕上がっています。
注文を受けてからパンを焼き始めるので、出来上がるまでの工程を目の前で見れます。
自家製のほんのり甘い台湾マヨネーズが具材と絶妙にマッチ☆
麵包(メンパオ)
日替わりでさまざまな種類が並ぶ麵包(メンパオ)。
テイクアウト、イートイン両方可能です。
豆乳と同様、パンも一から作るのが「wanna manna」のこだわり。
独自配合の小麦粉を捏ね上げるところから始めます。
オープンキッチンから、パン専用オーブンも見えます!
現地の味を再現するためにと、オーブンも台湾製。
ブーッという焼き上げの音とともに、スタッフさんが素早くパンを引き出します。
胡椒餅(フージャオピン)
台湾で知らない人はいないという胡椒餅(フージャオピン)。
お店のメニュー紹介には「台湾式ミートパイ」とありました。
コショウがピリッと効いた豚ひき肉に、ネギなどを混ぜ込んであります。
断面はこんな感じ。
本生地に油脂生地を織り込んで作られているので、よく見ると生地層があります。
(だからパイってメニュー表に書いてあるんですね)
コショウの辛みが元気よく飛び出してくるかと思いきや、予想以上に上品で落ち着き感のある味わい。
ゴマ、コショウ、ネギなど、素材そのものの味わいを活かし、調味料の使用を最小限にしてからかもしれません。
嚙みしめていると、ゴマの香ばしさが口から鼻へと昇っていきます。
しっかり効いた香辛料が、香りを通じて旨みを感じやすくさせるので、冷めてもかなりおいしい☆
菠蘿麺包(ポーロ―パン)
台湾式のメロンパン。
クッキー生地部分に照りがあるので、砂糖をまぶした日本のメロンパンと見た目や舌ざわりが違います。
断面はこんな感じ。
やさしく柔らかい弾力があります。
香料を使用していないため香りは穏やかで素朴。
味は、国は違えど“王道メロンパン”そのものでした。
万人に好かれる、なつかしく親しみ深い味わいです。
ナイス―パン
「ナイス―パン(漢字変換できず…)」は、台湾式クリームパン。
訪問時担当してくれた本多さんイチオシのパン!
断面はこんな感じ。
ふくらみのいい生地が、フカフカっと歯に当たります。
「日本のクリームパンとは全く違うクリームの食感です。一度食べるとヤミツキになりますよ♪」と本多さん。
たしかに、このクリームは日本にない独特の味わい。
詳細は…、ぜひお店で実感してみてください!
(これは初めて出合う新しいクリームパンでした)
第2の家にしたくなるようなリラックス空間
店内は白やグリーンなど明るい色調でまとめられています。
テーブル席・カウンター席・ソファ席があるので、使用シーンによって選べるのもいいですね。
お店に足を踏み入れると、スタッフさんが必ずお客さんの方を見て、気持ちのいい挨拶をしてくれます。
第二の家にしたくなるようなホッとする雰囲気に、なんだか長居してしまいそう♪
生命の輝きをイメージした金色をアクセントカラーに。
お店の中にいるだけでもパワーチャージできそう。
全品テイクアウトOK♪
パンや燒餅はもちろん、鹹豆漿などのスープもテイクアウトOK!
胡椒餅の場合はこんな感じに包んでくれます。
袋留めに使うステッカーもかわいい♡
ステッカーにあるロゴは、お店のメインメニューになる、パン・大豆・トースト・油條をモチーフにしているのだそう。
希望溢れる一日の始まりをおいしい朝食で
お店のプレートシートに「Always HOREs, always breakfast」のメッセージ。
長引くコロナの影響を大きく受ける飲食業界ですが、それでも希望を失わず、新しい食のあり方を提案することで状況を変えていきたい、という想いも込められているのだそう。
「wanna manna は、in joy=喜びの体験、instant=感動の瞬間、inspire=新たな発見、この3つの“In”をテーマにしています。台湾朝食を通して、希望に溢れる毎日を皆さまにお届けしていきます!」
と代表管さん。
「地域の皆さまに愛されるお店になるようがんばります(^^」と店舗ご担当本多さん。
大阪に居ながらにして、台湾に旅行しているような気分にもなれる「wanna manna(ワナマナ)」。
多彩な台湾の朝食を味わいに、ぜひ足を運んでみてください♪