これは…!とモッチモチな食感に衝撃を受けたのが、うどん専門店「うどんダイニング コナミズシオ(KONA×MIZU×SHIO)」の特製パン「うパン」。
心地よい弾力、みずみずしい口当たり、優しい舌ざわり、ふくよかな小麦の甘み、透明で濁り気のない喉通り。
しっかりした弾力があるのに、口に入れるとスウゥッと溶けていく、この口当たりってどうやって作ってるんだろう?
ツヤツヤしてて体が潤っていくような後味、いったい何を材料に使ったらこんな味わいを作れるんだろう?
直接お店に行って教えてもらおうということで、オーナー白川さんにお会いしてきました!
スタイリッシュなカフェのようなうどん専門店
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お店入り口
大阪メトロ「堺筋本町駅」1番出口から東へ1分。
ガラス張りの窓を木調サッシ枠でスタイリッシュに仕上げたお店入り口が見えたら、そこが「うどんdining KONA×MIZU×SHIO(コナミズシオ)」です!
カフェのような店構えからも、「うどん」の概念を変えてくれるような予感がヒシヒシと伝わってきます。
訪問したのは土曜日のお昼。
オフィス街にも関わらず、店の外まで列ができていました。
もっちり柔らかうどんが大人気
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ぶっかけうどん
うどん専門店というだけあって、メインはパンではなくもちろんうどんです♪
茹で窯と圧力釜を使う独自の製法で作るうどんに、特製つゆと薬味を絡めていただきます。
ふわっと柔らかいのにしっかりしたコシがあって、焼きたてのモチモチしたお餅を食べているような感覚になります。
嚙みしめるたびに広がる小麦の甘みと、だしの効いたつゆの旨味。
口の中で合わさっていくその味わいに、ただもう「おいしい!」と両手を挙げて喜びたくなります。
シンプルなかけうどんなどの他に、オマール海老スープ仕立てやトマトスープ仕立てなどといった斬新なメニューが多いのもお店の特長。
「うどんはこうあるべき」という枠を鮮やかに覆してくれています。
うどんから作った「うパン」
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店内のパンケース
白川オーナー:「うどん屋さんが作るパンってどんなパンかなって2人(オーナーと奥さま)で考えて、パンを作ることにしたんです。うどん粉を使ってパンにするんじゃなくて、圧力釜で湯がいてペースト状にしたうどんをパンにしています。だから製パン方法でいったら、『湯種法』が近いと思います」
なるほど!だからもっちりしっとりしているんですね。
それにしても、うどんをまたペーストにするなんて手間がかかりそう。
白川オーナー:「うどんを作るところから含めると、5日間かかって作ることになります。時間でいったらうどんより手間がかかってます(笑)」
うパン 山食 400円
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うパン 山食
粉・水・塩の魅力を最大限に引き出してつくる看板商品「うパン山食」。
手に持つと、水分を蓄えた生地のしっとりした重みを感じます。
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うパン山食 断面
カットした生地の断面がツヤツヤと輝いています。
このツヤツヤ感…ゆでたてのうどんのあの感じだ!と、パンに形を変えたうどんの姿を、その質感から垣間見ることができます。
なめらかな喉越しや、コシのあるしなやかな弾力はうどん由来の特長。
フワッと優しい口当たりや、発酵によって引き出される小麦の旨味はパン由来の特長。
それぞれの特長がひとつに合わさり、独自の新しい味わいを生み出しています。
“うどんのようなパン”というより、パンとうどんを合わせて作った新ジャンルの食べ物という感じ。
今まで知らなかったことに後悔を覚えるほどの新食感です!
白イチジク&レーズン 300円
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白イチジク&レーズン
奥さま:「具材がたっぷりなパンが私は好きなので、自然と入れる具材が増えます(^^)」
という奥さまの言葉どおり、コナミズシオ(KONA×MIZU×SHIO)のパンは、どれも溢れんばかりに具材が入っています。
こんなに入ってて300円でいいんですか?!と思わず心配になるくらいぎっちり白イチジクとレーズンが入っています。
チョコレート
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チョコレート
チョコがたっぷり入っているので、カットする時だいぶチョコが生地についてしまいました 汗
フチ部分に少し出たチョコが“焦がしチョコ”みたいになっていて、それがまたおいしい♪
黒ゴマバター 170円
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黒ゴマバター
奥さま:「うどんに使っている金ゴマと同じお店のものを使っています。パンは小さく見えるかもしれないですが、たっぷりゴマバターを挟んでいるので食べ応えがあると思います」
抹茶あずきあん&バター 170円
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抹茶あずきあん&バター
こちらは期間限定で販売している「抹茶あずきあん&バター」。
使用しているあんこは「これ!」というものを厳選して使用されているそう。
渋めに淹れたお茶と合いそうです。
クリームチーズ&くるみ・キャラメルソース 170円
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クリームチーズ&くるみ・キャラメルソース
クリームチーズの上に香ばしいくるみをトッピング。
さらにキャラメルソースで甘みをプラス。
クルミのコリっとした食感と、なめらかなクリームチーズの食感。
そこにモチモチ&ふわふわなパンの食感が加わります。
ミルクバター&リンゴジャム 170円
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ミルクバター&リンゴジャム
厳選したリンゴジャムとミルクバターの絶妙なコンビネーションが楽しめる「ミルクバター&リンゴジャム」。
モンブランバタークリーム 170円
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モンブランバタークリーム
こっくりとした栗の味わいに、芳醇でなめらかなバターを合わせた「モンブランバタークリーム」。
ミルクティーなんかが合いそうです。
アプリコットとクリームチーズのマリトッツォ 300円
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アプリコットとクリームチーズのマリトッツォ
奥さま:「マリトッツオは期間限定で販売しています。マリトッツオって本来ブリオッシュ生地を使うじゃないですか。でもうちのパンてモチモチ感があるから、クリームが柔らかすぎるとバランスが悪くなるんです。だから生クリームにクリームチーズ加えてちょっとしっかりめのクリームにしています」
欲しい個数をお店に伝えると、冷蔵ケースで冷やしてあるマリトッツォを持ってきてくれます♪
もちもちドーナツ 100円
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もちもちドーナツ
うパンを黄金色に揚げた「もちもちドーナツ」。
奥さま:「このパンは、最初余り生地でまかないとして作ってたんです。でも思いのほかおいしくて(笑)」
お店で楽しめるこだわりのコーヒー
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お店入り口にあるウォータードリップ
お店では、こだわりの「MUC COFFEE ROASTERS(マックコーヒーロースターズ)」の水出しコーヒーを楽しむこともできます。
MUCの上島社長が自ら粉をブレンドして、「コナミズシオ (KONA×MIZU×SHIO)」だけのオリジナルコーヒーを作ってくれているのだそう。
うどんやうパンだけでなく、コーヒーもココでしか楽しむことのでいない味わいになっているんですね♪
実際にウォータードリップでコーヒーを抽出しているところも見ることができますよ◎
入り口のステンドグラスも必見☆
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ステンドグラス
お店に入ってすぐのところにステンドグラスが!
人気店なので店頭で並ぶこともしばしばなのですが、入り口のこのステンドグラスを観ていると、並ぶ時間も楽しくなりそう。
白川オーナー:「メインのうどんに関しては、毎週新しいメニューを入れてます。最近は冷やし麻婆豆腐なんかもメニューにしてみました。今あるものに満足して、次のメニューを考えなくなったりしたらそこで終わり、自分に対する負けだと思っています。ライバルはいつも自分、戦うのはいつも自分なんです^^」
そんな白川オーナーの心意気が、透き通って真っすぐな味わいのうどんやウパンに表れているように感じました。
パン好き・うどん好きの方だけでなく、おいしいものが好き!という方は一度ぜひ「うどんダイニング コナミズシオ (KONA×MIZU×SHIO)の「うパン」の新食感を味わってみてください☆
(※価格は全て2021年7月時点の税込価格です)
大阪市中央区南本町1-2-6 Fiore Building 1F
大阪メトロ「堺筋本町駅」徒歩1分
06-7508-1717
ランチ11:00~14:00/ディナー18:30~22:00 ※コロナ禍により夜は休業中
日曜日
食べログ
「コナミズシオ(KONA×MIZU×SHIO)」より徒歩6分の駐車場はこちら→くるっとパーク南久宝寺バイク