造幣局内約560mに、134品種、338本の桜が一斉に開花し、大勢の花見客が訪れます。
2019年の開催期間は、2019年年4月9日(火)~4月15日(月)までの7日間。
平日は午前10時から午後9時まで、土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで開催しています。
大阪造幣局へのアクセス方法
造幣局へは、
大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分
JR東西線「大阪天満宮」駅(JR2号出口)下車徒歩約15分
JR東西線「大阪城北詰」駅(3号出口)下車徒歩約15分
どの駅で降りても徒歩15分なんですね。
というルールがある為、行きは「天満橋」から、帰りは「桜ノ宮」から帰るのが便利かもしれませんね。
沢山の花見客が歩いているので、迷う事はないと思いますが、実際に歩いてみると、「天満橋」が一番近く感じます。
という事で、今回遠く感じたJR「桜ノ宮駅」からのアクセスです。
駅を降りると、目の前には桜並木!さすが「桜ノ宮」だけありますね。
源八橋からの眺め
大川沿いに、見渡す限り桜並木が続いています。
反対側はこんな感じです。
桜ノ宮から造幣局へは、マップで調べると徒歩18分と出ています。
(正確にいうと、源八橋を渡り切った「源八橋西詰」付近から18分です。)
ナビの案内に逆らって、桜ノ宮公園の桜並木を通りました。
大川沿いの桜並木
毛馬閘門から天満橋までの約4.2kmの桜ノ宮公園には、
ソメイヨシノ4800本が植えられており、
時期が合えば、「造幣局の桜の通り抜け」と同時期に
花見が楽しめます。
2019年4月9日は、まさに満開で、大川の桜と両方楽しめました。
「ソメイヨシノ」も持ち越してくれて
花見を楽しむ方が沢山います。
大阪水上バス アクアライナー
OAP前には大阪水上バス アクアライナー乗り場があります。
この時期、船の上からお花見ができておすすめです!
大阪水上バス アクアライナー
乗り場:大阪城港・淀屋橋港・八軒家浜船着場・OAP港
中之島巡り大人:1,700円 / こども(小学生):850円 ※税込
途中下車の場合区間割引があります。
桜宮橋が見えてきました。
この辺りから屋台が続きます。
泉布観(旧桜宮公会堂)
桜宮橋手前の遊歩道から、「泉布観」へ入れるようになっています。
特別拝観以外は館内には入れませんが、
敷地内は17:00まで見学可能。桜も綺麗です。
「泉布観」から一旦遊歩道を出ると、造幣局の北門(出口)に到着しました。
ここから造幣局南門(入口)まで曾根崎通りを「東天満」交差点まで歩き、
谷町筋を「天満橋北詰」まで歩きました。
これが結構くたくたでした!(+o+)
大塩の乱 槐(えんじゅ)跡
大砲で散った樹齢200年の槐(えんじゅ)という落葉樹があった場所です。
現在新たな槐の木が植えられています。
川崎東照宮跡
東照大権現(徳川家康)を祀る東照宮の一社でしたが、
江戸幕府の崩壊と明治維新の影響により廃絶し、現在は小学校になっています。
屋台が見えてきました。
ここから造幣局までずらっと屋台が立ち並んでいます。
ちなみに、ちらっと右を見ると「天満橋」がすぐ(のように見えました。)
やっと造幣局「桜の通り抜け」入口に到着。
ここからは、飲食、日傘、自撮り棒禁止です。
明治16年頃から始まった「桜の通り抜け」
桜の通り抜けは、天保・弘化年代(1830年-1847年)、津藩主藤堂家大坂蔵屋敷の堤に桜を植え、毎年花見時期に屋敷を開放したのが始まりで、明治4年(1871年)には、この土地に造幣局が開業。
新たに桜の若木が植えられて、現在の桜並木のルーツになっています。
明治16年(1883年)、造幣局長の遠藤謹助氏は、「役人だけが花見をしていてはいけない。」と一般公開され、以降、毎年恒例の春の風物詩となっています。
桜の通り抜け貨幣セットも販売!
全国で使用されている日本の硬貨は、ここ「造幣局」で製造されています。
桜の通り抜け会場(本局構内)では、「桜の通り抜け貨幣セット」は、
入口付近で売られています。
この日は開催初日だったため、入場制限でもしているのかと驚きましたが、
貨幣セットを購入するための列でした。
平成31年製造の5百円から1円までの6種類、通常貨幣と純銀製の年銘板1枚をケースに収納しています。
表面に桜の通り抜けの文字と桜の花弁のイラスト、裏面に製造年を表す’19と今年の干支の亥(いのしし)のイラストを配しています。
料金は、1,900円(消費税込)45,000セット用意されているそうです。
希少な八重桜が沢山!
局内には、1本しかない八重桜の品種も沢山あります。
開催初日はまだ3部咲きだったため、
全部ではありませんが、一部ご紹介!
(品種の解説は造幣局案内板より簡潔にまとめています。)
東錦(あずまにしき)
東京荒川堤にあった大島桜系の里桜だそうです。
花は淡紅色で、つぼみは濃紅。構内に2本あります。
紅笠(べにがさ)
北海道松前町の糸括(いとくくり)から育成された桜で花は淡紅色。
大輪で、花弁数は50~60枚程あります。
糸括(いとくくり)
花は淡紅色、花弁数は10~15枚。
八重紫桜(やえむらさきざくら)
紫桜の重弁の品種です。
法明寺(ほうみょうじ)
京都府美山町法明寺境内にあった花を接木育成。
花は淡桃白色。
大沢桜(おおさわざくら)
京都嵯峨野の大覚寺境内にある大沢池畔にあった淡紅色八重桜。
関東有明(かんとうありあけ)
関東にあった有明桜で、淡紅白色の大輪の花を咲かせます。
平野妹背(ひらのいもせ)
京都平野神社境内にあった桜。花は紫味を帯びた淡紅色で、
開花につれ淡紅白色になり、花は横向き又は下を向く品種。
楊貴妃(ようきひ)
奈良地方にあった桜でつぼみは紅色から淡紅色になります。
優雅なため楊貴妃と名付けられたそうです。
春日井(かすがい)
奈良春日山の麓にあった桜を接木育成した桜で淡紅色をしています。
永源寺(えいげんじ)
滋賀県永源寺の境内にあった里桜。
二尊院普賢象(にそんいんふげんぞう)
京都嵯峨野の二尊院にあった花弁が80枚~150枚もある菊桜系の桜。
駒繋(こまつなぎ)
親鸞聖人が駒をつないだと言い伝えられている桜。
琴平(ことひら)
香川県琴平神社境内にある山桜系の桜で、微淡紅色から白色に変わります。
雨情枝垂(うじょうしだれ)
詩人の野口雨情氏の邸内にあったしだれ桜。
雨宿(あまやどり)
東京荒川堤にあった桜で、葉かけに隠れて雨を避けている
ように見える事からこの名が付いたそうです。
夕暮(ゆうぐれ)
夕暮時に美しいと言われる大輪の淡桃色の里桜。
白雪(しらゆき)
東京荒川堤にあった里桜系花は白色の一重。
八重紅大島(やえべにおおしま)
大島桜系の品種。淡紅色の八重桜です。
幸福(こうふく)
北海道松前町法幢寺にあった八重桜の種子から誕生した桜。
白妙(しろたえ)
東京荒川堤に移植された大島桜系の里桜で花は白色大輪。
太白(たいはく)
日本で品種がなくなり、昭和5年イギリスの桜の収集家から接穂が寄贈された桜。
御車返(みくるまがえし)
京都御所にあった里桜の一種。後水尾天皇が
再びお車を返してご覧になった事によりこの名が付いたそうです。
染井吉野(そめいよしの)
江戸末期頃、駒込染井村の植木屋が初めて出した品種。
全国に広まった有名な「ソメイヨシノ」です。
黄桜(きざくら)
花は黄色く、大輪の八重桜。
鬱金(うこん)
ほんのり黄金に見える花が綺麗ですね。
ウコンの根と色に似ていることから、この名が付けられています。
初日とはいえ平日でしたので、人は少ない方でしたが、
2019.4.9(火)の入場者数72,310人(午後9時現在)ですって。
土日は歩けない程混みあいます。
途中で避難したくなった場合、2か所「途中お帰り口」がありますよ!
通り抜けのあとは屋台グルメ!
造幣局局内には屋台はありませんが、周辺に屋台が沢山出ています。
梅ヶ枝焼き(1個120円)
凄く美味しそうなので、一つ購入してみました。
持てない程熱々!
とても柔らかいお餅でこしあんはあっさりしていて激うま!
ぶどうみるく(300円)
いちごあめのブドウバージョンです。
水あめというよりは、しっかりしたミルキー飴に包まれています。
オムフランク(400円)
チーズスティック(300円)
その都度あげてくれるから激アツ!
チーズもトロトロです。
オレオクレープ(500円)
このクレープ激うま!
中にコーンフレークとオレオしか入っていないんですが、これがクレープにめっちゃ合います!
屋台グルメに桜を満喫!いい天気で気持ちがよかったです。
造幣博物館
造幣局は普段、「造幣局博物館」を一般公開しており、入場は無料です。
「桜の通り抜け」期間中は休館です。
桜の時期が終わったら、また訪れてみてくださいね。
大阪市北区天満1-1-79
大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分
JR東西線「大阪天満宮」駅(JR2号出口)下車徒歩約15分
JR東西線「大阪城北詰」駅(3号出口)下車徒歩約15分
050-5548-8686
平成31年4月9日(火曜日)から4月15日(月曜日)までの7日間
平日は午前10時から午後9時まで、
土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで