皆さんこんにちは。
1番星み~つけた!!現役大学生「しほ」です。
2022年9月19日、梅田のサウスホールで行われたMIRARERU project2022「人生に寄り添う美容を本気で考える日」にお邪魔してきました。
新型コロナウイルスの影響により、2020年よりイベントを中止していましたが、今秋3年ぶりに開催されました!!
その記念すべき日に取材に行くことができ嬉しい限りです。早速レポートをしていきます◎
MIRARERU project2022
関西の女性が美意識を高めるきっかけづくりの場として、株式会社LIDEALが2015年より始まりました。
参加対象者を美容師に限定したイベントになっており、美容師が人生に寄り添うことへの意味や意義とは何かを考える場を創ることを目的に行われてきました。
これまでのイベントでは、一般女性の「キレイになるための方法を知りたい」という気持ちを応援するため、美容室ならではのカットやヘアカラーだけではない、美容室専売のヘアケアアイテムやオリジナルのアロマトリートメント作成などを通じて、髪のケア意識を高めるきっかけづくりをしてきました。
また、内面からキレイになるためのドリンクなどのブースを多数用意して、まだまだ知られていないサロンメニューをご紹介し、製品を実際に体験してもらうことで、美容全般に対しての意識を高めてもらえるよう発信してきました。
イベントを通して、美容師としての想いや本音を共有しあえる機会を提供し、美容業界を盛り上がるきっかけになりたいという願いが込められています。
人生に寄り添う美容を本気で考える日
コンテンツとしては、「人生に寄り添う美容師」という仕事についてのスペシャル対談や各企業ブースの設置、そして今回SDGsの取り組みもされていました。
イベント内容をいくつかのプログラムに分けてご紹介していきます。
プログラム1 カラーチューブの回収コーナ
株式会社リーディアルでは、環境保全(SDGs)の取り組みとして、ヘアカラー剤のアルミ式空容器のリサイクル活動を行なってきました。
アルミ製品として再生することにより 資源の再利用を行うとともに、リサイクルで発生した対価は全て財団法人日本ユニセフ協会に寄付し、世界の子どもたちの命や健康を守る活動などに役立てられます。
プログラム2 ブースエリア
ブースエリアでは、美容に関わる企業が多数出演をされていました。
出展ブースでは最新の美容機器の体験コーナーやパーソナルカラー診断、バイオプラスチックを使用した容器で販売しているフィヨーレコスメティクスや今注目を集めている最新ヘッドスパ機械「頭浸浴」を取り扱うタカラベルモント、訪問美容のデモンストレーションを行うコーナーなど、様々な企業が出展し最新美容のトレンドについて紹介しました。
数多くのブースがある中で、若者向けには「MILBON」というメーカーが出展していました。
その中で新しいヘアカラーブランド「enog」がピックアップ商品として並んでいました。
「enog(エノグ)」は、アルカリカラーと塩基性カラーが全53色!!
そして絵の具のようにミックスして自由な色づくりが可能です。
コンセプトは、「見つからないなら、つくればいい」というものです。
ブースでは、「enog」を使ったウィッグが用意されており、実際に被らせて頂きました。
カラーを本当に当てたのか疑うくらいにダメージレスで手触りが良くて驚きました◎
そしてフローラルの香りもしていてカラー特有の残臭も気になりませんでした。
こちらのEANSのブースではSDGsの取り組んだ商品がラインナップされています。
ひとつは、水トリートメントのエアンスヴィーガンソイウォーターです。
植物性タンパク質を3種類、植物性保湿因子を3種類配合された、植物のチカラが与える神の美容液です。
その他にも、髪だけでなく顔、体全身に使えるオイルでエアンスヴィーガンクリアオイルという乾燥肌対策に作られたものもありました。
プログラム3 スペシャル対談
長らく美容業界をけん引してきた湯谷さんと現代の美容業界をリードしている力丸さんの世代を超えたお二人の美容師をお招きし、それぞれが考える美容師の仕事についてのお話を聞くことができました。
湯谷さんは、「美容師はよもやま話が大事。そこにヘアデザインのヒントが隠されている。」と語りました。
また、お客様とのよもやま話を大切にしなかった結果生まれた失敗談なども明かし、会場には共感する声も聞かれました。
さらに力丸さんは、「お客様と長く付き合うためには、お客様の年齢を重ねられた変化に寄り添った提案が大事」と語り、お客様に安心して任せてもらうために男性美容師には清潔感も大切だと語りました。
プログラム4 カンファレンス
職業のジャンルが違う「ブライダルプランナー池田真莉さん」「写真家の仲道雄大さん」「建築家の村尾泰史さん」の人生の門出に寄り添う3名が考える「人生に寄り添う」プロデュースとはというテーマでカンファレンスが行われました。
池田さんは、結婚式を進める前に家族テストという生まれた時に親御さんがどう感じられたのか。
名前の由来などのいくつかの質問が用意されたものがあり、大切なことだけど意外と知らない、ことをまずは見つめて夫婦でどのように歩いていきたいかなどを考えて、結婚式の用意に取り掛かるんだそうです。
仲道さんは、20歳の時に癌宣告を受け、闘病生活の時に部屋に思い出の写真を飾っていて、どんな時も写真を見て頑張れたことがきっかけで、写真の力で人生に寄り添いたいと思い、その際に大事にしていることは、常に相手の視線に立ち、物事を同じ観点で見ることだと仰っていました。
双方がいいと思えるものを最高の1枚に残したいという思いが伝わりました。
村尾さんは喜びと感謝が循環する場作りをすると、それをすることによりお客様にもきっと伝わり、良い環境づくりが出来て、未来の為の土台づくりに繋がるとお話をされていました。
頑張り屋が多い現代で、生涯現役や将来顧客を見据えて、もう少し長い目で働くことが大事だとお話をされていました。
お客様の為に、寄り添うことだけでなく、自分自身に寄り添うことも忘れてはいけませんね。
株式会社LEDEAL取締役の橋本社長への取材
質問1:「訪問美容と福祉についてどう思われますか?」
単に髪の毛を切るのではなく、本当に綺麗になって喜んでもらう為にプロの美容師の方にお願いすることで、健康寿命を上げていきたいという思いで立ち上げたのだそうです。
質問2:「訪問販売を通じて、お客様の気持ちが変化することに対して社長はどうお考えですか?」
お年寄りだけで無く、産後うつなどになった方が「女性に戻れた瞬間が美容室に行って美容師の方と話せたことが、きっかけ」だったということもあったそうで、歳を重ねても美を楽しんで、明日からの活力に繋げる力が、美にはあるとお話をしてくださりました。
質問3:「今回のイベント開催を通じて美容関係者に一番伝えたいことはなんですか」
少子高齢化が進みつつある現代において、生涯顧客を大事にしようという時代なので、地域密着型の職種であるからこそお客さまに矢印を向けながら、もっと価値のある仕事を提供して欲しいとのこと。
生涯賃金を上げていくことのお手伝いをしたいとお話をされていました。
まとめ
いかがだったでしょうか◎
美容というものは、年齢を問わずに楽しむものだと思います。
美容師の方の熱い思いを知ることが出来、髪の毛を綺麗にするだけではなく、些細なところからお客様の心に寄り添い、信頼関係を築かなくてはいけません。
それはどの職業も同じで、好きでなければ上達しないという言葉がある通り、好きなのに賃金面で辞めなければ、いけないという美容師の方が1人でも減り、生涯賃金が上がり、働きやすい社会になって欲しいなと感じました◎
関西の美容業界が盛り上がりを見れる日が来るのが楽しみですね♡