フレンチ・イタリアン・料亭・割烹など個性的なコンセプトを持つ店が軒を連ねる北新地。
そんな中、「割烹 たか美」が店名を変え2021年8月2日、「肉割烹 たか美」としてリニューアルオープンしました。
”肉”とつくくらいだから肉料理が出てくるのは言わずもがな。
店主が考案した肉割烹のコースのカタチとはいかに？！
美しい石畳を超えた先にある「肉割烹 たか美」
ANAクラウンプラザホテル裏側、谷安ビル４階に「肉割烹 たか美」があります。
店舗外観
入口はシンプルに白暖簾のみ。
カラカラと扉を開けた先には、雑居ビルの中とは思えない石畳がお目見え。
カウンターがあるとばかり思っていたので、この演出にはびっくり。
これから始まる肉料理の期待値が上がります。
カウンター席
木をふんだんに使用した落ち着いた店内。
カウンター越しに店主の仕事ぶりが見える定番の割烹スタイルです。
個室
ちょっとした個室もあるのでグループ利用も可能。
割烹にきたからには料理が出来上がっていく過程をライブ感で楽しめるカウンターがおすすめです。
肉好きのツボを刺激する料理の数々
メニューはなく、店主おすすめコース13000円の1択のみ。
約10種類の料理を月替わりで提供しています。
1品目：からすみあえ
からすみあえ
店主がお皿の上でパラパラとトッピングしていたものはからすみ。
牛肉にあえて味付けはせず、からすみのうまみで食べてもらうという斬新な逸品。
牛肉の豊かな旨味が口いっぱいに広がります。
2品目：ハツの低温調理
ハツの低温調理
牛肉の心臓部「ハツ」を真空に閉じ込め50度で2時間じっくり調理している、見た目はシンプルながらもめちゃくちゃ手間暇かかっている一品。
もともと匂いもなく味も淡泊なハツですが、低温調理していることでさらに歯切れよくサクッとした食感。
味付けもごま油と塩だけなのに、じんわりと体に染み入るような滋味にとんだ味わいにびっくり。
3品目：タンの炭火焼
タンの炭火焼
かなり肉厚で食べ応え十分。
炭火でじっくり焼いているので外側はジューシー中はほんのりレア感が残り、肉本来の味を楽しめます。
ネギ塩だれが後味爽やかにしめてくれます。
4品目：サーロイン、加茂ナス、オクラの煮物
サーロイン、加茂ナス、オクラの煮物
これぞ割烹の底力。
繊細な旨味が凝縮された出汁は口にしたとたん、すっきりと優美で澄み切った余韻がひたすら感動的。
トロットロのナスを噛むごとに出汁がじゅわ～じゅわ～とあふれ出します。
脂身が多いサーロインも出汁で食べると後味すっきり。
5品目：お肉と海鮮の小どんぶり
お肉と海鮮の小どんぶり
お肉を食べているとごはんを欲するのは自然の流れとばかりにいいタイミングでどんぶり登場。
毛ガニ、うに、いくらと希少なイチボがトッピング。
赤身の旨味と霜降りのバランスがとれたイチボは海鮮独特の味わいに以外とマッチ。
口当たりも柔らかいのでとっても食べやすい。
ウニの濃厚な味わいがいい仕事をしてくれているどんぶりです。
6品目：イチボの炭火焼
イチボの炭火焼
小どんぶりにかわいく盛り付けられていたイチボの味わいが忘れられない！あと一口！と思っていたらがっつりイチボ登場。
小どんぶりと同じ肉と思えないほどの味変にびっくり。
炭火でしっかり焼くことで、歯切れいい食感のあとに肉汁がじゅわ～っと押し寄せてきます。
山椒のしびれがいいアクセントに。
万願寺唐辛子は味を引き締める効果あり！
7品目：トマトの白ワイン煮
トマトの白ワイン煮
ここでいったん箸休め。
白ワインと砂糖でじっくり煮込んだトマトを冷やせば、ちょっとしたデザート感覚。
肉でいっぱいになった口をリフレッシュしてくれます。
実は〆のデザートと勘違いしちゃいました。
8品目：ヘレ肉のコロッケ
ヘレ肉のコロッケ
またまた希少価値の高い部位が登場！
柔らかいヘレ肉をサイコロ状にカットし、マッシュポテトで包んでカリッと揚げたコロッケは、衣はサクサク、ポテトはとろ～り、ヘレは噛むごとにほとばしる肉汁とおいしさが押し寄せてきます。
キャベツとマスタード、マヨネーズで作ったタルタルソース風をつければ、洋風に味変！
9品目：テールの煮凝り
テールの煮凝り
しょうがやネギ、中にポン酢もいれアクセントを加えた煮凝り。
固まっているからか、テールの豊かな旨味がより一層際立ちます。
複雑な味の重なりが楽しめる驚きの一品。
10品目：スガラボ米
スガラボ米
あの高級ブランドショップ「ルイヴィトン」が世界で初めて進出したレストランで使われているお米「スガラボ米」が登場！
土鍋からお米が炊けるいい香りがふんわり。
お米だけでも甘くておいしいのにさらに魅惑のトッピングつき。
黄身の醤油漬け。
とろっとした口当たりと濃厚な味わいにうっとりしつつも、ご飯との交互運動が止まらない！
お味噌汁とちりめん山椒付きです。
これを食べずに帰れない！と思うほどの〆ごはん！
11品目：グレープフルーツゼリー
グレープフルーツゼリー
最後はグレープフルーツの酸味とゼリーでさっぱりと。
肉料理をコース仕立てで食べると新たな肉の味わいに気づきます。
月替わりでメニューが変わるので、何度訪れても飽きないメニューで出迎えてくれるはず。
肉のさまざまな部位を匠の技で楽しませてくれる店主はなんと20代前半！
若き店主が生み出す肉料理はこれからも目が離せません！
