こんにちは!
元気ハツラツ「じょにー」です!
北新地で串揚げとハイボールが楽しめる、完全予約制のお店「口勝(くちかつ)」の取材に行ってきました!
口勝(くちかつ)
JR北新地駅から約5分!
世界のウイスキーを取り揃え、こだわりのハイボールと串揚げのコース料理が楽しめる完全予約制のお店「口勝」。

店内のようす
店内は、非日常感のあるラグジュアリーでシックな空間。
カウンター12席と個室6名(1部屋)で、特別な時間を楽しむことができます。
ライブ感あふれるカウンターはもとより完全個室も人気です。
大切な方をおもてなしする接待、お誕生日会など特別な日に♩
ひとあじ違う個室での会食はいかがでしょうか。
大阪発祥、庶民の味「串カツ」。
これに素材と調理のこだわり、コース料理としてのエッセンスを加えたものが「串揚げ」と呼ばれています。
口勝ではこの串揚げを更に追求。
"素材の持ち味を最大限に引き出す"、そのためにまるでお寿司屋さんのように入念な下ごしらえをしているそうです。
テーマは、「いくら食べてもあきない味」を作ること。
メニューは、以前取材した天満の「anu(アニュ)」のシェフである末広匡識氏が監修しています。
素材の味を引き出すための海塩、上質な油、パン粉。
最高の素材同士が共鳴しあい、最適な答えを導いてくれるそう。
口勝では、小手先の技術ではなく、本当のおいしさをお客様にお伝えするため日々最高の素材たちと向き合い丁寧に調理しています。
その日の選び抜いた食材を色々楽しんでいただきたい、そんな思いから生まれた答えは「一口で食べられること」。
ひとくちで感じる瞬間のうまみ、余韻…
これを大切にしていきたい、という思いから「一口カツ」=「口勝」という名が生まれたそうです。
メニュー紹介
口勝では、メニューはコース料理のみ。
食べログイタリアン100名店に選ばれたsfida(2022年7月15日よりanuとしてリニューアルオープン)のシェフが監修する串揚げコースです。
おまかせコース 9,680円
コース内容:前菜・箸休め・串揚げ10本・締めのご飯・デザート
sfidaで人気だった創作料理を盛り込み、特選素材の串揚げ、旬の食材を使用した土鍋ご飯、デザートまでこだわったコースをお楽しみいただけます。
おまかせコース 14,520円
コース内容:前菜・箸休め2品・シェフ厳選串揚げ11本・締めのご飯・デザート
車海老やあわび、生キャビア、トリュフなどの高級食材も使用したコースです。
今回私がいただいたのは14,520円のおまかせコース!
詳しくご紹介していきます♡
おまかせコース 14,520円(税・サ込)
漁港で水揚げされた今しか入荷しない鮮魚、この季節だけの獲れたて野菜、日本各地で丹精込めて育てられた牛や豚。
コースの初めに、このあと登場するこだわりの食材たちを見せていただき、ワクワクが止まりません♡
本日のコース内容に記されているのは、食材の名前のみ。
素材のおいしさを味わって欲しい、というシェフの気持ちが伝わってきます(´ー`)
一体どんな姿で登場するのか楽しみです!
百合根の冷製スープ
コースの始まりは、ひんやり濃厚な冷製スープから。
春まで熟成させ、優しい甘味が増した北海道産の百合根を使用。
百合根と相性の良い玉露を使用し、自家製の玉露オイルを数滴加える事で更に優しい口当たりに仕上げています。
一口目でわかる、百合根の甘み。
滑らかな舌触りながら、かすかに素材の食感も感じられる繊細なスープでした。
本鰹のたたき(藁焼き)
和歌山の本鰹を使用した前菜です。
1分間藁で燻す事で薫香をしっかりと鰹に付け、そこから炙る事で燻製の香りと香ばしさが食欲をかき立てます。
肉厚な鰹の身と、ふわっと香る皮の香ばしさはたまらない組み合わせ…♡
トッピングには、焼きなすのピューレに数種類のハーブのソースを合わせる事で、鰹の旨みをより引き立たせています。
私が大好きなミョウガも入っており、ソースと共にいただくとまたガラッと雰囲気が変わります♩
魚の赤身が苦手な方でも食べやすい前菜です(●´ー`●)
口勝サラダ
フレッシュ(生野菜)ブランシ―ル(サッと茹で)ポッシェ(しっかり茹でる)と、調理方法を各野菜で変える事で、3種類の食感を愉しめるサラダです。
串カツのお店では付け合わせのキャベツが鉄板コンビですが、口勝ではこの口勝サラダを箸休めとして串揚げの合間にいただくそうです(´▽`)
マヨネーズ等は一切使用せず、カリフラワーのピューレをベースにして、塩とレモンだけで味の調整を行っているそう。
美味しい上に、体にも優しいドレッシングで串揚げを食べる手も止まりません♡
才巻海老の串揚げ
いよいよ串揚げの一品目。
才巻(さいまき)海老の串揚げです。
車海老は大きさによって名前が変わることをご存知でしたか?
中でも一番小さいサイズのものは才巻海老と呼ばれており、甘みが一番強いと料理人の中で人気が高いのだとか。
素材のおいしさを最大限に引き出す串揚げを提案する口勝では、活海老を一度冷凍してから仕込みに入るそう。
冷凍し細胞を壊す事で、細胞の中のアミノ酸が引き出されて甘みが増すというのです(゚Д゚)
聞いたこともない初耳学に驚きの連続でした!!
ぷりっとした身はなにもつけずそのままで、パリパリの頭としっぽにはお塩をつけておつまみのようにいただきます♡
頭からしっぽまで美味しく食べられるよう、高温でしっかり揚げられているのでペロリと食べ切ってしまいました。

グレンモーレンジィ
今回はコースに合わせておすすめのドリンクをお願いしていたので(コース料金には含まれていません)、海老の串揚げに合わせた1杯目をご紹介。
女性からの人気も高いグレンモーレンジィを使ったハイボールです。
香り豊かな海老に合わせ、オレンジがほんのり香るシングルモルトをチョイスし、香り付けに柑橘の果汁を数滴。
「完璧すぎる」とも称されたバランスの良いウイスキーがコース料理の始まりを彩ります。
ウイスキーの種類が豊富なことでも人気の高い口勝。
こだわりは細かい部分にも隠されています。
ウィスキーの棚の背面の木はウィスキーの古樽を使用しています。
なんとハイボール専用の氷を特注しているそうなんです…!
角柱型でグラスに合わせたサイズ感の氷は、非常に純度が高く透明のためグラスの中の姿が見えないほど。
ウイスキーのおいしさを味わってほしい、そこから生まれたこだわりポイントだそうです。
とうもろこしの串揚げ
さて串揚げの2品目は、とうもろこしです。
とうもろこしの実をつなぎで繋いだかき揚げは見たことがありますが、口勝のとうもろこしはなぜか実同士が綺麗にくっついており、素材の甘みを存分に味わえるようになっています。
シェフ曰く、甘味の強いとうもろこしを軽く蒸してからゆっくり冷ます事で、でんぷんが溶け出し実一つ一つが結着するんだとか。
低温の油で揚げる事で更にとうもろこしの甘味を引き出されており、一口目で「甘っ!!」と驚くほどのおいしさでした♡
鱧・万願寺唐辛子の串揚げ
鱧を贅沢に使用したふわっふわの鱧真薯(はもしんじょ)と、万願寺唐辛子の青っぽさの相性が抜群の創作串揚げです。
衣にはパリパリとした食感が楽しいカダイフを使用し、パリッふわっ食感のコントラストも楽しむことができる一品です。
ミニトマト・モッツアレラの串揚げ
糖度の高いミニトマトと水牛のモッツアレラを合わせ、仕上げに生ハムとバジルを添える事で、カプレーゼをイメージした串揚げです。
"口の中で初めて完成する串揚げ"とのことで、一口でいただきました!
バランスのとれた構成で、全ての食材の良さを丸ごと味わえる串揚げでした♡
キャビアそうめん
箸休めのキャビアそうめんです。
ちょこんとしたサイズ感が可愛い♡
トッピングされているのは"生キャビア"。
私たちが馴染みのあるプチプチとした食感のキャビアは、塩漬けにされたものだそう。(私はこの瞬間まで、あれが生キャビアだと思っていました…笑)
対して生キャビアはプチプチした食感はありませんが、フレッシュならではのしっとりとした食感と優しい塩味がそうめんとうずらの卵黄と合わせる事で優しい味わいになっています。

ロイヤルサルート
キャビアに合わせた、品格のあるウイスキー ロイヤルサルートのハイボールです。
琥珀色に近く、先ほどは全く見えなかった氷の姿がうっすら透けて見えるほどの深い色味。
英国女王に捧げられたという、力強くリッチなウイスキーです。
宮崎豚の串揚げ
ストレスがかからない環境で育った、特別な豚を使用した串揚げです。
きめ細かく繊細な味わいの豚肉を高温の油でサッと揚げてロゼに仕上げる事で、より柔らかい肉質でいただけるように♡
癖がなく、くどさも全くない、とっても柔らかい豚串です(´ー`)
この豚は病原菌を持っていないので、ロゼで仕上げても安全に食べられるそうです!
口勝コロッケ
ポルチーニ茸とパルマ産の生ハムを使用した、口勝名物のクリームコロッケです。
削りたてのパルミジャーノ・レッジャーノと黒トリュフをアツアツのコロッケの上に削る事で、食欲をそそる香りがふわっと広がります♡
ポルチーニ茸の濃厚なクリームコロッケと黒トリュフ、そしてたっぷり削られたチーズが合わないわけがない…!!
豊かな香りにハイボールも進みます♩
食べ切るのがもったいないほど美味しい一品でした(●´ー`●)
琵琶マス
川魚である琵琶マスを藁で燻し、食べやすく仕上げられています。
熱々の琵琶マスをはふはふ言いながらゆっくり噛み締めると、旨味がじゅわ〜っと口の中に広がりお酒が進みます♩
自家製のレモンマヨネーズと香草のディルが爽やかに彩り、ふわっふわの琵琶マスの美味しさを最大限に引き出した一串になっています。
雲丹・茄子の串揚げ
口勝オリジナルメニュー。
濃厚な美味しさが人気の雲丹に、なんと"茄子"を合わせた創作串揚げです。
アツアツの茄子の上に生雲丹を乗せ10秒ほど待つことで雲丹が溶け出し、トロっトロの茄子と絶妙なマリアージュを生み出します。
アクセントに仕込まれた大葉の香りもよく、はじめての食感と組み合わせに感動しました♡
口勝でしか食べられないこの特別な創作串。
ぜひみなさんに食べていただきたいです!
鮑(あわび)の串揚げ
北海道産の鮑を使った贅沢な串揚げです。
ワカメと一緒に真空をし、93°Cの低温で5時間真空調理をすることで、旨みを凝縮すると共に身を柔らかく仕上げられています。
肝のソースを纏わせ、カダイフを衣にすることで2種類の食感を楽しめます♩

ホイッスルピッグ
あわびと合わせていただくのは、ホイッスルピッグというウイスキーのハイボール。
ライ麦を主原料として作られた力強いフレーバーが特徴です。
初めて見るウイスキーばかりで、わくわく!
王道のウイスキーはもちろんのこと、なかなか普通のお店ではお目にかかれない珍しい銘柄も並んでいるので、ウイスキー好きの方必見です!!
椎茸の串揚げ
肉厚でジューシーな味わいの、徳島県の神山町でしか栽培されていない神山椎茸を使用。
なんといっても驚くのはこの厚さ!!
適切な湿度で栽培されたこの椎茸は、雑味や臭み、無駄な水分を含んでいないため串揚げにしても水分が抜けていかないんだとか。

椎茸のサイズもすごい!
さらに低温の油でじっくり揚げる事で水分の流出を極限まで減らせる為、肉厚でジューシーなままの椎茸を味わうことができます。
もとは椎茸がそんなに好きではなかったシェフが感動し、実際に栽培している土地にまで足を運び採用した神山椎茸。
"ジューシー"という表現がぴったりの串揚げに驚くこと間違いなしです。
門崎牛の串揚げ
岩手県のブランド牛で、特殊なルートでしか手に入らない黒毛和牛 門崎丑を使った一品です。
有名なブランド牛にも引けを取らない旨みが自慢で、姉妹店であるanuでも使用されています。
一口目で肉本来の旨味と甘みがじゅわっと溢れ出し、くどくない味わいの虜に。
低温でゆっくりと火入れをすることで柔らかく濃厚な味わいになっており、万願寺唐辛子を使った酸味の効いたサルサソースと合わせる事で、サッパリといただくことができます♡
松茸とカマスの土鍋ご飯
〆は土鍋で炊いた松茸とカマスのご飯です。
松茸の軸と出汁でご飯を炊く事で松茸の香りを引き立たせ、炙ったカマス、スライスした松茸を加え一緒に蒸らすことで松茸の香りとカマスの香ばしさが引き立ちます。
ほっかほかのご飯の上にのった薄くスライスされた生の松茸から、とっても良い香りが…♡
松茸はにまでは食べられませんが、あつあつのご飯としっかり混ぜ合わせることで余熱で火を通していただくことができるそうです♩
カマスの香ばしさと松茸の香りがたまらない組み合わせで、毎朝食べたいほどお気に入りのメニューになりました(●´ー`●)
パイナップルとココナッツのかき氷
ココナッツブランマンジェとパインのグラニテを合わせた、夏にぴったりの清涼感あるデザートです。
シャリふわのグラニテの下には、甘く熟したパイナップルの実がごろごろ!!
すぐに溶けてしまうほど細かい氷のため、撮影はそこそこにすぐいただきました♡
まとめ
油の揚がる小気味良い音、目の前で仕上がるパフォーマンス。
目で楽しみ、口で味わい、耳で感じる…
五感を刺激するエンターテイメントがここにはあります。
取材後個人的に驚いたのは、服に全く匂いがついていなかったこと!
揚げ物を食べに行くとなると必ずついてまわるのが、あの特有の匂い…。
口勝では、串揚げ店にありがちな衣服や髪につく気になる油のニオイが一切しないように、空調機器にドイツ製の最新ダクトを完備しているそうですヽ(*゚∀゚*)ノ
これはとっても嬉しいポイントでした!!
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました♡
北新地で串揚げとウイスキーが楽しめる、特別なお店「口勝」。
完全予約制のため、事前のご予約を忘れずに!
公式Web予約サイトは、こちらから。
特別な日に、大事な会に、また大切な方と。
喜ばれること間違いなし!ぜひ一度足を運んでみてください♩