カニのおいしい季節がやってきました!
カニといったら間人カニ?松葉ガニ?越前ガニ?などなど高級ブランドガニが多くありますが「黄金松葉蟹」を知ってますか?
”黄金”というネーミングから期待値爆上がりのカニと黒毛和牛の王様「神戸牛」を一度に味わえるのがホテルビナリオ大阪1階にある「梅田 璃泉」。
しかも、黄金松葉蟹と黒毛和牛をたっぷり味わえる会席料理ながら驚きの価格設定。
カニ好き、肉好き必見です!
黄金松葉蟹とは?
黄金松葉蟹とは香住カニと松葉カニのあいの子のハイブリッドカニのことを言います。
香住カニ:兵庫県香住港で水揚げされる紅ズワイガニ
松葉ガニ:山陰地方で水揚げされるズワイガニ
松葉ガニはブランド化されているためかなり高額。
ということで、
松葉ガニ>黄金松葉ガニ>香住カニ
という価格設定になっています。
二つのカニのいいところどりをしている黄金松葉蟹は、松葉カニよりもお手頃なのに、たっぷりとした実入りと濃厚なカニ味噌をもっているものの、漁獲量が少ないので希少価値が高いカニでもあります。
とはいえブランド化されていないので、リーズナブルに食べられるというからくり。
日本人は希少価値が高いものに目がないので、そのうち価格高騰しそうな予感。
いまのうちに味わっちゃいましょう!
黄金松葉蟹(半身)と神戸牛会席の全容
梅田 璃泉の星野料理長は牧場や漁港へ自ら足を運び、自分の目で舌で感じた、本当においしいものを仕入れて調理をしています。
最高級の神戸牛は一頭買いで仕入れ、あますことなく料理に取り入れます。
野菜や出汁にもこだわりぬく料理長が生み出す会席料理、もう期待しかありません!
料理長だけでなく、レストラン支配人のこだわりもすごい!
支配人自らが酒蔵に出向き直接お酒を仕入れます。
本日のおススメの日本酒をいただこうかと思いましたが、太字で書かれた「もも酒」が気になる。
完熟の桃をたっぷりと使用したもも酒。
ぜひロックで!とおススメされたのでロックを注文。
果肉がごろごろ入ってて、もはや濃厚桃ジュース・・・かと思いきや、最後の余韻は上品なお酒。
きりっとした辛口から甘口まで、常時ラインナップが変わるので、いついっても新しいお酒に出会えます。
まずは一口サイズの前菜から。
左手前はフキのツンツン漬けで、その名のとおり刺激的な山葵の余韻がすごい。
さわらの西京漬けは身の奥深くまで漬け込まれて味がしみしみ。
白菜の和え物やほうれん草のお浸しは出汁が味わい深い!
とろけちゃったのが白子ポン酢。
とろっとした甘味がたまりません。
しかも、3つも白子が入ってるんです。
前菜から満足度が高い!
九絵ってなんだろ?と思っていたら、クエでした。
こんな漢字だったんですね。皆さん、知ってました?と文字に感動しつつ食べると味わいはさらに感動必至。
肉厚で食べ応え抜群。
何がおいしいって黄金色に輝く出汁!
大阪の老舗の鰹節と北海道産の真昆布からとった出汁は優美で澄み切った余韻が素敵♪
鳥取のヒラマサ、北海道の寒ブリ、そしてヨコワ。
ヨコワはクロマグロの幼魚でまぐろよりも甘い味わいが魅力。
口に入れた瞬間のとろけるような食感はマグロとは別次元。
そして来ました!黄金松葉蟹のお造り、しかも新鮮じゃないとできない花咲き松葉蟹!
見よ!この花が咲きまくっちゃった松葉蟹の美しい身を。
食べるのがもったいないほどの美しさですが、食べたい気持ちも抑えられない!ということで、頭上に持ち上げぱっくり。
甘い~~~~、甘いです。
醤油につけちゃったら甘さが堪能できないほど甘い。
そして、とろける~。
一つ一つの器も美しい。
蓋をあける楽しみもあります。
シミシミ大根に餡かけが絡む絡む!
菊菜のほどよい苦みが味にアクセントをつけてくれます。
やっぱりね、出汁がおいしいでしょうね。
日本人でよかったと思えるほどの出汁の味わいに脱帽です。
待ってました!カニ味噌とたっぷりのカニ身。
しかも全部むいてあるすばらしさ。
弾力がたまらん!
土佐酢もマイルドな酸味と甘さでカニの味わいを引き立たせてくれるいい仕事ぶり。
噂で聞く以上のカニ味噌の濃厚さ。
松葉ガニのあいの子といえど、負けず劣らずの濃厚な味わい。
甲羅の隅々までスプーンでホジホジ。
まだまだ食べられる!とばかりに食べつくしました。
この美しい赤身。
食べる前からおいしさが伝わってくるビジュアル。となぜか昆布がのっているのが気になる・・・
実は神戸牛を昆布締めにしてからあぶっているのだそう。
魚の昆布締めは聞いたことがあるけど、和牛???
食べた瞬間、ぎゅぎゅっと牛肉のうまみが詰まっているこの感じ。
昆布締めにしたことで詰まっちゃったんでしょうね。
ほとばしる肉汁の旨味は後味の切れも抜群。
添えてあるきざみわさびでぴりっと後味にするのもおススメ。
カニと神戸牛と一気にかけあがってきたので、ちょっと一休み。
焼きガニと青菜のさっぱり和え物でリフレッシュ。
海苔でくるっと巻いたらさっぱり海苔巻きの出来上がり♪
ちょっと温かいものを食べたいのよね~というタイミングで小鍋登場。
たっぷりの水菜が胃をいたわってくれるようでうれしい。
フツフツと煮込まれていくと、あの黄金色の出汁が再登場。
さらに三元豚のうまみがたっぷりとシミシミ。
水菜のシャキシャキが残るくらいで一口。
水菜を食べるごとにじゅわ~じゅわ~と出汁のうまみが広がり、一度食べたらもう出汁の虜!
夢にまで出てきそうな旨味です。
しょうがやゆず胡椒を入れれば味変も思いのまま。
いや~おなかいっぱいなんて思いつつも、カニ身がごろっとのったカニ飯がきたら食べられちゃうんだから不思議。
ご飯にも、もちろんカニのエキスがたっぷり。
カニ身もたっぷりで、まるでカニをそのまま食べているかのよう。
贅沢三昧。
最後はさっぱりと季節の果物で〆とする。
最後の果物まで間違いないおいしさでみかんの甘さにはびっくり。
果物も料理長が市場で仕入れているのだそう。
〆までぬかりなし!
最後の最後のお茶もこだわりぬいたもの。
ティーコーディネーター厳選のお茶が飲めます。
この日は静岡のつゆひかり。
総理大臣賞を受賞した天皇家もご用達のお茶です。
やさしい渋味の中に旨味と甘味が引き立つ爽やかな味わいが特徴。
最後のお茶でほっと一息。
和モダンな空間
梅田 璃泉はホテルビナリオ大阪1階にあります。
ビジネスホテルなの、にここだけ高級料亭のような店構え。
とはいえ、中に入ると敷居の高さは一切なし。
料亭ほど肩肘はらず、居酒屋ほどうるさくない、和みくつろげる空間が魅力です。
2021年はカニの漁獲量が少なく、値上がり気味。
とはいえこれだけの品数で15000円というリーズナブルさ。
寄せ鍋や焚き合わせなど品数が少ない黄金松葉蟹と神戸牛の御膳であれば7800円で食べられます。
年末のご褒美に年始の景気づけに冬のなごりに松葉蟹と神戸牛で英気を養ってください!
しつこいですが、これだけのボリュームと質のカニと神戸牛を食べられるのは梅田 璃泉だけ!といっても過言ではありません!
黄金松葉蟹(半身)と神戸牛の会席(ランチ&ディナー)
場所:1階「梅田 璃泉」
期間:2021年11月13日~2022年3月13日
電話番号:06-6373-3881
ランチ:11:30~15:00
ディナー:17:30~22:30
料金:15000円(税サ込み)
4日前まで要予約
「梅田 璃泉」
住所:大阪市北区豊崎3-9-1 ホテルビナリオ梅田1F
アクセス:御堂筋線「中津駅」徒歩3分、阪急線「大阪梅田駅」徒歩5分
営業時間:ランチ 11:30~15:30(L.O.14:30)/ディナー 17:30~22:30(L.O.21:30)