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外観
最近、大阪靭本町の靭公園付近にあるビルがなんだかにぎわっているよう!
4階建てのビル外壁は、少し赤みがかったシックな茶色。
細いフレームで仕切られた縦長の窓が等間隔に並んでいます。
1階部分には、建物に沿って青々とした葉を揺らす木々が並んでいて、ふと見上げると屋上からも木々が顔をのぞかせています。
中で談話する人の様子が見えるほど開放的な入り口は、屋内と屋外の境がなくフラットにつながっています。
一見すると、新しく建てられたビルではない様子。
なのに、建物を包む空気感が新しい。この場所は、いったい何をするための施設...?
「街のあたらしい価値をつくる」ための複合型シェアスペース
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開放的な一階入り口
この建物を運営するのは、テクノロジーを活用したリノベーション・プラットホーム事業を全国で展開する「リノべる株式会社」。
築49年のオフィスビルを一棟まるごとリノベーションし、複合型シェアスペース「RENOVERU OSAKA/リノベる大阪」として2020年7月7日に新しく開業しました。
設立の目的は「街のあたらしい価値をつくる」こと。
「Borderless Field(ボーダレス フィールド)」をコンセプトに、人・企業・地域の間にある不要な隔たりのない場として機能させ、さまざまな価値観の交流を通じ、より人が豊かに暮らせるライフスタイルを提案・創造しています。
【具体的な施設内容】
1階:カリモク家具株式会社のライブオフィス
1階:ブレッド&コーヒースタンド「パンスケープ」
2階:リノべる。大阪 靱本町ショールーム
3階:リノべる株式会社 大阪オフィス
4階:シェアオフィス・コワーキング
屋上庭園:本施設利用者の共有スペース
仕事のため、余暇のため、知識習得のため。
それぞれに違った目的を持った人が集まれるところが魅力的。
ガラスの扉を開いて2階へ!
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上の階へはこちらから!
建物1階左側にガラス扉があります。
「リノべる。ショールーム」やコワーキングスペースを使いたい場合はこちらからの扉を開けて上の階へ。
IOTを活用した室内デザインを体験できるショールーム
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りのべる。ショールーム
2階は「リノべる。大阪 靭公園ショールーム」。
「リノべる。」が実際にリノベーションを施した室内を見学できます。
ショールームには、ハイセンスなテーブルやソファなどが設置されており、実際に使い勝手を触って確かめることもできます。
セミナー開催しています
リビングルームとして整えられた一角は、自社で主催するセミナー会場としても活用されるのだそう。
中古住宅購入のための基礎知識や、リノベーション知識などを学ぶことができるセミナーは人気で週に数回行われています。
こんな感じのアットホームな空間でなら、疑問に思っていることや不安に思っていることも、気軽に質問できそうですね。
(セミナーはオンライン講座もあるそうなので、コロナウイルスの心配がある方はWEBでの受講もおすすめ◎)
ソファに直接座って体感!
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ソファやテーブルなど、使いやすさを直接体感できます
待合室でも参考になるインテリアが。
背景を変えるだけでソファの印象が変わることが分かります。
シルバー色のパーテーションを配置するだけで、空間全体がスタイリッシュな印象に。
「衣・食・住」の柱をなるこだわりのキッチン
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キッチン
フラットな天板を持つアイランドキッチン。
既存品ではなく、「リノべる。」が使い勝手やフォルムの美しさを追求し、設計から手掛けたオリジナルのキッチンだそう。
シンプルなデザインの中に、台の高さ・収納スペース・流し台の寸法・色合いなど、細部への配慮が加えられています。
くるっと回って反対側を見てみるとこんな感じ。
キッチンというよりダイニングテーブルという印象です。
新聞や本を収納できるスペースもあり、朝の忙しい時間であっても、このスペースを中心にして団らんの時間を作ることができそう。
AIアシスタントでスマートホームを実感
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話しかけると応えてくれる♪
キッチンにさりげなく置かれているタブレット。
こちらは「アレクサ」と名前を呼ぶと反応してくれるAIアシスタント。
ショールームでは、アレクサをホームオートメーションハブとして活用し、カーテン・バスルーム・照明・ルンバなど、複数のスマートデバイスの操作に連動させてあります。
「アレクサ、カーテンを閉めて」と話しかけると、寝室のカーテンが自動に閉まり、「アレクサ、床を掃除して」と話しかけると、ルンバが動き始めます。
IOT技術が、住む人の生活動線をよりスマートにしてくれることを実感できます。
時代を越えて存在するものに新たな価値を見出す
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年代物の活版機
ふと目に留まるのが、木目の色合いに歴史を感じる窓際のチェスト。
実は年代物の活版機だそう。
“活版機”としてではなく、“秀逸な木工芸術作品”として新たな価値を持たせるところに「リノべる。」のクリエイティビティやセンスのよさを感じます。
ほっとリラックスできる談話スペース
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談話スペース
ショールーム内にある談話スペース。
窓から気持ちのよい太陽光が差し込み、大小さまざまな花瓶に生けられた植物がのびのびと葉を広げています。
「空間に緑がある」というだけでほっと肩の力が抜けます。
そんなリラックスした心地よい談話スペースでは、リノベーションについてカウンセラーの方とゆっくり話すこともできます。
間取りについて、工事について、リノベーション用の中古マンションについてなど、具体的な検討案件に対して、プロの目で的確なアドバイスが聞けるのがうれしい。
「どんなリノベーションが私には合う?」という場合は、「sugata(スガタ)」という「リノべる。」独自のアプリを使用して、自分好みのパーツを合わせながら「理想の家」をバーチャルで可視化することができたりします。
廊下スペースのあざやかリノベーション
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廊下をギャラリーリノベーション♪
廊下沿いには、木製のディスプレイシェルフが設置されています。
ちょっとした空間も、オリジナルのギャラリーに変身。
リノベーションアイデアのひとつですね◎
集中と休息の場を兼ねたコワーキングスペース
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ワークスペース
4階はコワーキングスペースとシェアオフィスのフロア。
コワーキングスペースには、白を基調とした内装に、木製のワークテーブルが並んでいます。
デスク内部に収納可能なアームライトがスタイリッシュ。
窓の外には、木々の茂ったテラスが見えます。
テラスでたっぷり日光浴をしてから再び仕事に取り掛かれば、作業効率もぐんと上がりそうです◎
すこし引いてみるとこんな感じ。
アイデア出しに最適なミーティングルーム
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ミーティングルーム
5~6人でディスカッションするのにちょうどよいサイズのミーティングルーム。
スクリーンを設置しているので、パワーポイントなどの提案資料を全員で視聴しながら会議を進めることもできます。
もちろんWi-Fiも完備。
庭カフェのような屋上
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屋上とテラスの風景
5階屋上、4階テラスともに緑が多く配置されています。
サワサワとやさしく葉を揺らす植物の気配が、無機質になりがちなビル空間に、生命力と潤いを吹き込んでくれます。
屋上から外を眺めると、ビル内の木々と向かいの建物にある木々が同化していることに気付きます。
それもそのはず。
もともと近隣に植えられているどんぐりの木などを、あえてビル内に植える樹木として選定し、地域の景観にスッと馴染むようにしてあるのだそう。
「もともとあったものを肯定し、あたらしいものを重ねるようにしてつくることで、できるだけ自然体で変化していく地域に馴染むデザインを心掛ける」という「リノべる。」のスタンスが表れています。
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「リノべる。」のみなさん
屋上でくつろぐ「リノべる。」のみなさん。
こうした開放的な空間で、枠にはまらない柔軟なアイデアが生まれるのでしょうね。
まちに開かれた1階
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1階フロア
「1階はまちとの接点」という考えから、誰もが気軽に立ち寄れるようブレッド&コーヒースタンドを設置しています。
「まちと人と企業をつなぐ」ことを体現するのはカリモク家具株式会社のライブオフィス。
カリモク家具の社員さんが実際にこのフロアで仕事をしています。
それぞれが心地よいと感じるスタイルで空間を共有できる場所、という印象です。
ブレッド&コーヒースタンド「パンスケープ」
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パンスケープのカウンター
入り口すぐ横のスペースには、京都で人気のブレッド&コーヒースタンド「パンスケープ」の2号店があります!
京都店では味わえないサンドなども並ぶのだそう。
店内で調理している様子もながめることができます。
購入したパンやコーヒーなどはイートインスペースで飲食可能です。
その際に使用できる椅子やテーブルはカリモク家具のもの。
食事を楽しみながら、カリモク家具の質感を実際に確かめることができます。
グリルチキンとゴーダチーズのサンド
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グリルチキンとゴーダチーズのサンド
「パンスケープ」のパンは、小麦を毎朝店内の石臼で挽き、自家製粉した全粒粉パンを焼き上げるところが特長。
小麦の芳しい香りや、全粒粉ならではの食感を楽しむことができます。
写真はジューシーなグリルチキンととろけるゴーダチーズのサンド。
軽くペッパーを振って味をひきしめています。
3種のチーズピザ
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3種のチーズピザ
3種味わいの違うチーズをのせて仕上げたピザ。
おおらかにふくらんだパンのふちが、香ばしい焼き色に染まっています。
生ハムとじゃがいものバゲットサンド
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生ハムとじゃがいものバゲットサンド
パリッとしたクラストのバゲットに切り込みを入れ、生ハムと皮付きのほくほくジャガイモをサンド。
日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。
「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」をミッションに、独自の「リノベーション」を提案する「リノべる。」。
「リノベーション」は、もともとあるものの魅力を受け継ぎながら、自分のアイデアを重ねて新しい家にするという、クリエイティビティの高い営みでもあります。
また、中古物件を活用するという点で環境にもやさしく、実は資産価値が下がりにくいという経済的な魅力もあったりします。
「スクラップ&ビルド(古い建物を壊し新しく建て直す)」がスタンダードの日本の住宅業界に「リノべる」が新たな風を吹かせそうです。
「リノベーション」を通じて、かしこく素敵に暮らすためのヒントが散りばめられた「RENOVERU OSAKA/リノベる大阪」で、ぜひ新しいライフスタイルを発見してみてください。