「オンライン飲み会」「テレワーク」「Zoom」という言葉が世間に出だしてまだ間もないですが、あの天下の吉本工業株式会社も、「withコロナ」に適応すべく、新しい芸人の派遣の形を生み出しました。
それは芸人さんたちをオンラインでイベントへ出演させるというもの。
メディア先行で、「よしもと芸人オンラインイベントお披露目会」が2020年6月24日(水)Zoom配信されました。
生でこその良さもあると思っていましたが、オンラインだとどんなメリットがあるのか、取材してきました!
どこよりも詳しく徹底解説をしていますので、実際に見ていきましょう♪
よしもと芸人オンラインイベントお披露目会概要

参考:プレスリリースより
メンバーは本当に豪華でした。テレビで見るメンバーがたくさんです。
出演されていたのは下記メンバーです。(敬称略)
- 横沢夏子
- トレンディエンジェル斎藤
- 池内ひろ美
- ジャングルポケット太田
- 松槻周太呂
- 相席スタート
- レギュラー
- 宮川花子
- 西川のりお
- 村上ジョージ
- ゆりあんレトリィバァ
- トレンディエンジェル
- 見取り図
- ジャングルポケット
- EXIT
- ミキ
- アインシュタイン
- 次長課長河本
- タケト
- 桂三輝
実にその放映時間、7時間超!
本当にもりだくさんでした。
そのプログラムがこちら。
内容としては漫才、落語、学園祭、講演会やワークショップ、ディスカッションのなど様々なジャンルにて、オンライン上で芸人さんがパフォーマンスします。
やはりZoomということもあり、テレビほど「離れているのに近くに見える」ような演出があるわけではありませんが、オンラインの特性も生かしながらのエンタメを見ることができました。
特にこれから需要が上がって来るのは、「学園祭」ではないでしょうか。
毎年様々な学校機関に行き、ネタを披露してくれるのが恒例だと思います。
オンライン学園祭
毎年芸人さんたちは学園祭の出演も忙しいかと思いますが、今年はコロナウイルスの第二波もささやかれていますよね。
そうなったときに、集まらずとも楽しめる、オンライン学園祭は暗くなってしまう学校ムードも明るく吹き飛ばしてくれる起爆剤を持っているはず!

見取り図漫才
見取り図の漫才は私初めて見ましたが、しっかり音声も問題なく聞き取れ、笑えました。
実際学生時代に芸人さんのパフォーマンスも自分の大学で見ましたが、ある意味Zoomの方が、しっかり顔も見れて(会場だと遠くてうっすらしか見えない)、違った満足感があるのかなと思いました。

EXIT漫才
ちなみにZoomでの披露の場合のスクリーンショット・録画ですが、交渉しだいではあるものの、記録用にということでは可能だそうです。

稲ちゃんのインパクトはZoomを通してもばっちりでした
これも現地に足を運んでみるよりは、近くに感じられ、記録もできるのであれば、嬉しいサービスですよね。
正直なところ漫才の会場によっては、聞き取りにくいところもありました。
EXITさんのネタは何度も見たことがありますが、今回は少し、部屋にエコーがかかってしまっておりちょっと聞きづらかったです。
音響自体はこれから改善していくとのことなので、きっと学園祭に実際に芸人さんが行く頃には直っていることでしょう。
オンライン講演会
このお披露目会の中で最も個人的に興味深かったのが、レギュラーさんが介護について語ったオンラインワークショップです。

レギュラー
レギュラーの二人は、コンビで介護職員初任者研修の資格を取得されているとのこと。
介護と地域社会の橋渡しをしていきたい、と介護の道に踏み込んだそうです。
実際に、現地へと行き、盛り上がるアクティビティを披露してくれました。
右手で鼻を、左手で右耳を持ち、それを、クラップの音で一瞬で入れ替える、というゲームなのですが、一緒に参加するとびっくりするぐらいできませんでした!
それがまた盛り上がるんですね。
Zoomだと家族で見れたらみんなで盛り上がりながら健康について語ったりなんかもできるんじゃないかなと思いました。

相席スタート
講演会は相席スタートさんのネタも面白かったです。モテたい人は必見でしたね。
こうやって、スライドを出しながらプレゼンのような感じで講演することもZoomは可能なんですね。
講演会だけどちゃんと話者も見えるし、それが芸人さんだったら見ごたえありますよね。
オンラインワークショップ

犬の心・いけや
そしてオンラインワークショップでは、犬の心・いけやさんが、料理教室を披露。
おいしそうな料理を作るのを披露してくれました。
テレビで見る料理番組と変わらず楽しめますし、自宅のキッチンが見れるというのも、より現実味があって参考になるんじゃないかなと感じました。
家でipadなんか立てながらすれば、一緒にできますしね。それこそ録画ができれば、後々見直すこともできます。
そして身近で誰もが興味のある話題と言えばこれ!オンライントレーニング!
一緒にやってみましたがきつかったです!
これはお家で家族でやれば健康になるし盛り上がりますよね!それにしてもきつかったです。(笑)
オンラインネタ

桂三輝
そして誰もが聞いたことあるであろう桂三輝(かつらサンシャイン)のオンライン落語を楽しむこともできました。
オンラインですが、がっつり雰囲気が写真からも伝わってきますよね。
私は桂三輝のネタは見たことありませんでしたが、オンラインでもしっかり楽しませてもらいました。
芸歴も10年以上なので、もうすっかり中堅落語家ですよね。

トレンディエンジェル
トレンディエンジェルのお二人も安定の面白さでした。
斎藤さんはディスカッションにも参加してました。
いろんなところにすぐに参加できるのも、オンラインの良さですよね。
交通費がかからないという事で言っても、コスパもいいですよね。

ネイビーズアフロ
ネイビーズアフロさんも私は初めて見ましたが、面白かったです。
声も聞き取りやすく、家で一緒に見ている友人ともしっかり笑わせていただきました。
オンラインディスカッション
オンラインのディスカッションも芸人さんたちを身近に感じられて楽しむことができました。

ディスカッションテーマ「子育て論」
テーマは「子育て」。
横沢夏子さん、こないだご結婚されたと思ったら、もう子育てのお悩みでした。
時が過ぎるのは早いですね。いろいろ愚痴も出てきましたが、一番印象だったのは、斎藤さんが奥さんに愛されまくってるという事です。
こういったプライベートな感じの話をプライベート空間で聞けたりするのも、オンラインメリットだなと思いました。
ここに自分が入ればドキドキはとまりませんね。
オンライン芸人派遣はありか?なしか?
これはもう迷いなく「アリ」ですよね。もちろん現地でネタを見て一緒に会場全体で笑ったり、「生」で見れるという嬉しさもありますが、オンラインにはオンラインの良さがあるなと感じました。
でも中でもオンラインの特性が生きてくるのは「講演会」だと思いました。あえて順位をつけるならば、ですが。
やはり有名な人が、その人の語れる部分を講演してくれるのは、聞く側からすると素直に耳に入って来るんですよね。
そこが芸人さんの強みだとも思います。
しかもただ話すだけでなく、やはり話のプロなので、飽きずに、寝ずに聞くことができます(笑)。
ワークショップもとくに家の事であれば、一緒に家にいる感じもして親近感がもてるかも。
やはり漫才は生の方がいいかな?とは思いましたが。
まとめ
これから続く「withコロナ」の時代。もうこれはイヤイヤ言っていても仕方がないので、順応していくしかありません。
そんな中、コロナに踊らされないためにも、自分の身を守りながら、楽しいことをしていく。
エンタメ業界も変化の時に立たされてますが、ぜひともオンラインとオフラインが共存し、どちらの良さも楽しめる世界になったらいいですね。