阪急百貨店うめだ本店、日本最大級のチョコレートの祭典「バレンタインチョコレート博覧会2020」が2020年1月22日(水)から始まります。
その内覧会にお邪魔しました自称チョコレート星人、インコ溺愛隊員キッドちゃんです。
バレンタインの時期って・・・いろんなチョコレートが百貨店に集まって、それこそこの時期しか手に入らないとか、日本初上陸!とか関西初上陸!
チョコレートが手に入ってうれしすぎる~~~~・・・完全に自分が食べることしか考えていない隊員です。
隊員が初めて手にした高級チョコは、「パレドオール」さん!!
高級で円形の容器に放射線状に小指サイズのチョコが並んでいて、金粉がちりばめられたみたいな綺麗なチョコ。
砂糖不使用チョコなので、1日1個ずつ大事に食べよ~と思っていたら、家の住人に勝手に一気食いされたことを思い出します。
ショック過ぎて腹も立たなかったです(+_+)
それは、さておき内覧会レポートです。
今をときめく8人の日本人パティシエさんやチョコソムリエさんが来られてました!
左からル・フルーヴ上垣さん、クラブハリエ山本さん、エス コヤマ小山さん、ル ショコ ラ ドゥ アッシュ辻口さん、Cru de M(クリュドエム)植松さん、カカオハンター小方さん、トモエサヴール札谷さん、ダンデライオン・チョコレート森本さん
テレビでよく拝見する方など錚々たるメンバーですねぇ!
みなさんチョコの魅力を熱く語られていました(^o^)
日本でも日常にチョコを根付かせたい、ボンボンチョコの魅力を伝えたい、チョコレートを普段食べない人にも口にしてもらえる製品の開発などについて、などなど・・・
辻口さんはチョコの断面を楽しめるように、と綺麗に切れる道具を開発されたそうです!
↑これ!持ち手がカカオの実の形をしていて可愛い!これが売れているそうですよ~。
確かに中にジャムが入っていたり、層になってるチョコレートって断面を見たくなるのでいい!
ちなみに3800円也~メモリ付きでタブレットもスパッと切れるそうです。
会場でも買えますよ~ヽ(^。^)ノ
隊員がまずお話を伺ったのは「ダンデライオン・チョコレート」さん。
日本での本店は、東京にあります。
大元はサンフランシスコのBean to Barチョコレートのファクトリー&カフェです。
ペストリーシェフの森本さんは京都東山にあるお店に常駐されているんですって。
こちらの芹沢さんは東京の本店の方。
PRで来られてます。
今回の催事のみで販売されている生チョコレート&H2Oチョコレートのセット。
中央の縦3個がH2Oチョコで両隣は生チョコレート。
H2Oチョコというのはチョコと水のみで作られたチョコレート。
生クリームなどを入れていない分、ムースに近いフルーティさの際立つものになるそうです。
なんともいさぎよい!利きチョコみたいな。
生チョコもH2Oチョコもどちらもドミニカ共和国産を使用。
同じ豆を使うことで味の違いを余計に感じてもらえるからなのです。
確かに~生チョコはまろやか~なお味でH2Oチョコは酸味が余計に感じられました。
カカオのポテンシャルが引き出せる製法だそうです。
本来はBean to Barチョコレートを扱っておられるので、こちらは本当に会場でしか買えませんよ~!
カカオ豆を発酵させてローストして、板チョコまで成型し包装まで自社でするのがBean to Barとのことで、すべてやっておられるのです。
シングルオリジンカカオ豆のチョコレートを、お店なら併設のカフェでも味わえていいですよね。
ちなみにインド産のカカオ豆もあるそうなのですが、こちらは酸味が強めだとか。
カカオ豆の産地や品種ですっごい違うそうなんです!
伊勢にもお店があるそうなので行ってみたいですね。
できれば大阪にも進出していただきたいものです。
次にお話を伺ったのは「カカオハンターズ」の小方真弓さん。
カカオ豆の起源の研究から始まって今はもうコロンビアに住んじゃってるそうです!
カカオ豆の生産地の労働状況が悪かったと聞いたことがありますが、状況改善のお手伝いもされているそうです。
原料の観点から見ていけるので、ここからスタートするといいかもです。
芋焼酎のチョコレートがあったり、包装紙が日本デザインのコロンビア印刷など和洋折衷ならぬ和コロンビアコラボレーションです。
この手前のはなんと”ほおずき”のチョコレートですよ~。
”ほおずき”は、コロンビアでは普通に食べられていて、ホテルのビュッフェでもボールに入って提供されているそうです!
これがイチジクみたいなプチプチの歯応えでちょっと梅みたいな・美味しいです。
あとはコロンビア産の胡椒のチョコレートなど試食させていただきました。
緑のうちの胡椒を使用するんですって。
他にもカカオの木のそばにたまたま生えたバニラを活かそう、とフランスから専門家を呼んで研究に研究を重ねて、4年かけて収穫できるまでにしてホワイトチョコに練り込んだもの、カカオニブのチョコなど。
バニラは花から収穫できるまでに1年かかり、実を開けてみないとどれだけのグラム数が採れるかわからないんですって。
本当に貴重です。
カカオハンターズのチョコを大阪で店頭で買える店として、東大阪のプエンテコーヒーさんを挙げられてました。
プエンテコーヒーのオーナーさんがコロンビアにコーヒー豆の買い付けに来られたときに出会ったそうな。
そういえば、カカオもコーヒーも産地が被ってそうですもんね。
バレンタイン期間中は、阪急百貨店で手に入るのでご安心を~(^○^)
小方さん、お勧めの中から少しご紹介☆
フィリピン産のオーロチョコレート。
フィリピン産・・・初めて聞いた。
そういえば実は小方さん、沖縄でカカオの木を栽培したことがあるそうですが、イノシシに食べられちゃったとか(T_T)
イノシシ的にも栄養があって美味しいでしょうねぇ・・・
カカオの木は風に弱いので、台風が多い日本では育てるのは難しいけど、またいずれ挑戦したいそうです。
エクアドルのスローウォータカフェ。
現地のお母さんたち手作りの可愛いニットにチョコレートが入っています♪
これも美味しいとのこと(^-^)
TAZAはアメリカの会社だけどメキシカンスタイルで売っているそうです。
丸い板チョコ、珍しいですよね。
チョコレート生産の初期のころくらいのアンティークな機械をあえて使っているんですって。
ハミングバードはカナディアンメープルシロップ使用。
「これ、私も食べたことない~」って小方さんまでもが興味津々のラーカチョコレートのバーボンカスクのチョコレート。
バーボンの樽にチョコレートを寝かしたカカオを使っている。
バーボンの香りはするけど実はノンアルコール。
お勧めはいっぱいあるんですけど(>_<)紹介しきれない・・・
余談ですが、板チョコはチョコレート自体はシンプルなので包装紙のデザインに凝ってる場合が多いそうです。
あえて昔の感じを出したものや、ベトナムのマルゥは金色の部分はシルクスクリーンで手で刷っていて、とても美しいです。
隊員は話を伺ったうち、数点を「チョコレート博覧会」が始まったらゲットしに行こうと密かに思いました。
小方さんには、お時間をかなり割いていただき感謝感激です。
ありがとうございました。
チョコレート大好きなのでお話聞けて、超うれしかったです♪
お次は、「トモエサヴール」のチョコソムリエ札谷さん。
こちらの扱っておられるチョコレートも気になり過ぎて~・っていうかカカオから作られた色々なものが・・・
それに台湾産のカカオとか!初めて聞いた~、、、
この瓶に入ったのとか!カカオの果汁を煮詰めて作ったシロップとお酢なのです。
カカオは果実なんだなぁ、と再認識。
少量でとっても甘くて、薄めて飲んだりヨーグルトにかけたりして食べるといいそうです。
甘くて旨味もあって美味しいです。
ほんの~りの酸味と。
お酢は、リンゴ酢的な感じでまろやかで料理などに使えるそうです。
こちらが紅茶やジャスミン茶などのチョコレート(FOSSA:シンガポール)
黄色いのが台湾のフーワンチョコレートでなんとなんと!桜エビのチョコレートです!
左がFOSSA:紅茶の香り高く、チョコレートに負けてない。
右が台湾の桜エビのチョコで赤っぽいところが桜エビですよ~そのまんまですよ~。
偉いもん合わせましたね~。これが意外や意外!合うんですよ。
海老の味なのにチョコレートに合うんですよ。
まさにチョコレートマジック!
高品質なチョコレートを日本にも定着させようと頑張っておられます。
こちらも要チェックです。
ていうかみんな要チェックです。
ベルギーアントワープ・新進気鋭のショコラティエ「イースク」柚子のチョコが人気♪
「マレーン・クーチャンス」、13歳からショコラティエの勉強を始められたそうです。
天才児ですね~。美しい柄はエアブラシで描いているので少しずつ風合いが変わるそう。
会場には、1月31日と2月1日にご本人が来られるそうですよ!
最後になりますが、隊員レポートの〆は辻口シェフにお願いしたいと思います。
「ル ショコラ ドゥ アッシュ」のこちらのチョコレートは「梅」「金木犀」「ジャスミン」「ローズ」美しくて香り高いショコラの詰め合わせ♪
カットするよ~
綺麗な断面もお楽しみになりたい方はぜひこちらの「ワイルドカカオショコラセパレーター」をお買い求め下さい。
辻口シェフと貝印の共同開発商品です(*^▽^*)
次回は、「バレンタインチョコレート博覧会2020」の現地ルポの記事でお会いしましょう♪(^O^)/