福島に新感覚ミートデリ「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」がグランドオープン
有名な飲食店やバルが集まる大阪屈指のグルメスポット、大阪市福島区。
有名な飲食店も立ち並ぶこの地に、自家製シャルキュトリーに加え、オリジナリティにこだわった惣菜、 そしてクラフトビールやワインなどをイートインで楽しめるミートデリ「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」が、2019年9月15日にグランドオープンしました。
「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」を手掛けるのは、食肉加工機械の製造・販売・中食商品製造のコンサルティングを手がける株式会社なんつね。
創業90年の歴史を迎える日本のトップスライサーメーカーが外食事業初参入を機に立ち上げた、街の精肉店の新しいモデルを目指す新スタイルのミートデリを取材してきました!
ミートデリ+ビストロ!ニクラウスの新しいスタイル
JR環状線「福島駅」、JR東西線「新福島駅」から徒歩5分の、高架沿いにオープンするミートデリ「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」。
「お店でも自宅でも。至高のシャルキュトリーを存分に体験できる」というコンセプトのもと、“ミー トデリ + ビストロ”を融合した新しいタイプの食料品店。
店頭販売やデリバリーだけでなく、イートインでお酒と一緒に自慢のシャルキュトリーを楽しむなど、それぞれの用途に合わせて利用できる万能型ミートデリとなっています。
フランス語で食肉加工品全般を指す総称で、身近なものではハムやソーセージ、ほかにもパテやテリーヌ、リエットなどを指す。
使用する肉、部位や調理法によってさまざまな種類があり、本場フランスでは数百種類があるともいわれる伝統的な食文化の一つです。
「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」で提供するシャルキュトリーを手掛けるのは、2017年パテ・クルート世界選手権で準グランプリ獲得した阪口義朗氏。
そして、お店で提供されるオリジナルクラフトビールの開発・ビールメニューの監修を手掛けるのは、クラフトビールフリーマガジン「TRANSPORTER」創立者である田嶋 伸浩氏。
世界に誇るシャルキュティエが手掛ける芸術的逸品をオリジナルクラフトビールと共に堪能できるのも、お店の大きな魅力の一つですね。
ニクラウス特製のシャルキュトリー
阪口義朗氏が作り出すシャルキュトリーの種類は実に多種多彩。
ここでお店の主なシャルキュトリーをご紹介しましょう。
パテアンクルート
お店自慢のパテをパイで包んで焼き上げた特製のシャルキュトリー。
「MEAT DELI Nicklaus‘」のパテアンクルートは、本場フランスの特別な火入れ技術を用いて焼き上げています。
パイのサクサク感はそのままに、ぎっしりと詰められたパテの滑らかさとの異なった食感を同時に楽しめるように仕上げられています。
パテアンクルートの種類は全部で3つ。
- 豚肉とピスタチオとフォアグラを使ったコション。
- ウズラの肉とドライフルーツを使ったカイユ。
- ホロホロ鳥など3〜4種類の鳥肉使ったヴォライユ。
パテアンクルートカイユは阪口氏の新作で、これからも新作がどんどん登場するとのこと。
今後は日本の食材を活かした商品も登場するらしいです♪
ジャンボンブルゴーニュ
豚スネ肉を柔らかく煮て、パセリと白ワインを豚の皮から取ったゼラチン質で固めた商品。
パセリの爽やかな風味とスネ肉の味わいは相性が良く、目でも舌でも楽しめる一品です。
手作りのウィンナー、ソーセージ、ハムなど
同じくヨーロッパはドイツで親しまれるウィンナー、ソーセージ、ハム、ベーコンなども種類豊富に用意されています。
生ハムだけは海外より仕入れたものを提供されているようですが、今後お店で出せる自信作の生ハムを作るために研究中なんだとか。
お肉の美味しさを楽しめる各種デリカ(お惣菜)
パテやテリーヌ、そしてウィンナーやソーセージなどを作る過程で余る端材まで有効活用。
食材を余すことなく使ったミートデリならではのお肉のお惣菜も充実!
お惣菜に使われるお肉の品質は何一つ変わらないので、味わいはもちろん絶品です。
ハンバーグ、牛ホホ肉のワイン煮込み、コロッケなど、ビールやワインと楽しみたいラインナップとなっています。
またこちらのお惣菜もこれから増える予定とのことなので、さまざまな新商品の登場も楽しみになってきますね。
ニクラウスの内覧会にお邪魔してきました!
お店のグランドオープンに先がけて、内覧会が9月10日に開催されました。
この内覧会に僕も出席して、一足先に「MEAT DELI Nicklaus‘」の絶品シャルキュトリーを味わってきちゃいましたよ!
まずはオリジナルクラフトビールがお出迎え
内覧会の始まりは、「MEAT DELI Nicklaus‘」のオリジナルクラフトビール「なんつねビール」から。
このオリジナルクラフトビールは、クラフトビールマスターである田島伸浩氏がシャルキュトリーとの相性を考えて開発。
アメリカ西海岸スタイルの『ウエストコーストIPA』をベースにしながらも小麦40%を添加することで苦味を程よく抑え、フルーティーでキレのある飲みやすい口当たりに仕上げています。
オリジナルクラフトビールの他にも5種類のビールが用意されていて、飲み比べもできるようです。
ニクラウスの商品を試食!
それでは、さっそくニクラウスの商品を試食していきましょう♪
ジャンボンブルゴーニュ(一番手前)
パセリの緑が鮮やかなジャンボンブルゴーニュ。
豚のスネ肉から出るコクや旨味がしっかりと感じられる一品。
またパセリの爽やかな風味が脂の味を中和させてくれ、後味にもしつこさがありません。
パテアンクルート カイユ(手前から2つ目)
ウズラのお肉を使ったパテアンクルート カイユ。
力強い味わいながらも、ドライフルーツの甘さが味の強さを優しく調和してくれています。
テリーヌ ヴォライユ(手前から3つ目)
ホロホロ鳥や鴨肉など3~4種類の鳥肉を使ったテリーヌヴォライユ。
さまざまな鳥肉から出るコクや味わいがとても奥深いですね。
野性味な溢れる味わいはビールとの相性も抜群!
豚肉のリエット(一番奥)
豚肉のリエットは、豚肉のさまざまな部位をゼラチン質で固めて滑らかな舌触りに仕上げています。
お肉の甘さがとても美味しく、下に乗せると温度で味が変化していくよう。
ニクラウスの商品を試食!
続いては、ニクラウスのお肉を味わえるお惣菜たちを試食していきます!
肉屋のコロッケ
ここからはお肉のお惣菜を試食。
肉屋のコロッケだけあって、大きめのサイズでゴロゴロとした食感のお肉が特徴的。
贅沢なお肉のコロッケの上には粒マスタードのソースが掛っています。
牛上タン元ステーキ
希少部位のタン元を使った一品。
燻製などにも使われるソミュール液(あらかじめ水・塩・砂糖・ハーブ類などを煮沸した液)にタンを漬け、フレンチでよく利用される低温調理でじっくりと火入れ。
最後にバターで軽く焼き目を付け、ネギダレのソースで頂きます。
牛ホホとごぼうの赤ワイン煮込み
牛ホホ肉は別名をツラミと言い、こちらもまた希少な部位のお肉。
赤ワインで煮込む際には一緒にゴボウを加えて香りを移し、滋味あふれる味わいに。
バゲットなどと一緒に食べたいですね~。
肉屋のポテサラ
ソーセージやベーコンなどの端材を火入れして加えたお肉感たっぷりのポテサラ。
たまねぎのソテーを白ワインビネガーでマリネしたものも加えていて、ビネガーの酸味が味のアクセントになっています。
ニクラウス店長 大西さんにお話を伺ってきました!
大西様:実は3年前に大阪の本町でバル形式の飲食店を展開していました。今回は当時の反省点などを活かし、福島にてニクラウスを出店しました。
大西様:やはり大阪でも屈指のグルメスポットですので、飲み歩き・お酒好きな人をターゲットにしています。昼飲みもできますので、気軽に立ち寄って頂けるお店として利用してほしいですね。
大西様:弊社はもともと食肉加工機械のメーカー企業です、そのため、ニクラウスは精肉店のモデル店舗を目指すということをコンセプトにして運営をおこなっているんですよ。
既存の精肉店様は小売販売のみをおこなっていますが、ニクラウスでは飲食店と小売店を合わせた店舗となっており、さらにはテイクアウトやレシピ開発までおこなっています。
つまり、従来の専門店よりもCtoCからBtoBまでのさまざまなチャンネルを持ったスタイルのお店となっているわけです。
このようなスタイルで展開するニクラウスを通して、なんつねのお客様である精肉店関係者の方々に食肉加工機械のご提案から新しいビジネススタイルのご提案までをおこないたいと思っています。
またニクラウスで扱う商品などのレシピ提供も考えておりますし、小売店様のレシピ開発にも貢献できればと考えております。
大西様:そうですね!今後はニクラウスというお店を通して精肉店様や小売店様、そして一般の消費者の方々とも関わり合っていき、常に新しいご提案をしていければ嬉しいですね。
弊社なんつねでは「お肉屋さんの応援団」というスローガンを掲げておりますので、そのスローガンを体現すべく今後もニクラウスの展開に尽力していきます!
ニクラウスが作り出す本格シャルキュトリーに今後も注目!
精肉店の新しいスタイルを生み出した万能型ミートデリ「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」。
内覧会ではさまざまなシャルキュトリーやお惣菜を試食しましたが、やはりどれも絶品ばかり!
外食産業の流行でもある中食を取り入れたミートデリ+ビストロのスタイルは、これからの飲食業界に大きな変革をもたらしていきそうですね。
みなさんも福島界隈で食べ歩きや飲み歩きされる時には、「MEAT DELI Nicklaus‘(ニクラウス)」自慢のシャルキュトリーと美味しいクラフトビールやワインを楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか♪
店舗名:Meat Deli Nicklaus’
住所:大阪市福島区福島8丁目1-15
営業時間:11:00~23:00、ディナー 17:00~23:00(L.O 22:30)
定休日:未定
アクセス:JR大阪環状線「福島駅」徒歩7分、JR東西線「新福島駅」徒歩4分、阪神本線「阪神福島駅」徒歩8分
URL:http://nicklaus.jp/