行列のできる台湾朝ごはん屋さんとして人気の「wanna manna」から徒歩30秒の南森町・天神橋筋商店街入口に新たに登場したのが本格派の台湾スイーツを作る「台湾菓子 万華」です。
台湾土産で人気のスイーツ、パイナップルケーキ、台湾カステラ、雪花酥(ヌガーケーキ)を取り扱っています。
台湾人菓子職人が現地の味にこだわり手間暇かけたスイーツたちは一口食べればその実力のほどがわかるはず!
焼きたてが味わえる台湾カステラ「台湾菓子 万華」
見た目のボリューム、口の中に入れた瞬間のくちどけ、冷蔵保存したあとのプルプル食感、そしてほのかな甘み---日本のしっかりカステラとは違う軽い口当たりで人気の台湾カステラ。
台湾のカステラは、日常的なおやつとして、カステラ専門店からパン屋さんまでさまざまな場所で販売され、親しまれています。
共通するのはふわふわ食感。
万華では台湾の伝統的な焼き方に徹底的にこだわり店内で豪快に焼き上げています。
横が1m以上ある台湾カステラが焼きあがると、店内から見えるガラス越しでカッティングショーが始まります。
大きなトレイをカッティングテーブルに置き、トレイをゆっくり持ち上げるとプルンプルンと揺れながら台湾カステラがお目見え。
丁寧にカッティングしていきます。
さほど力をいれずす~っとカットしている様子をみているだけで、ふわっふわなのがわかります。
店内に広がる焼きたてのあま~い香りをかいでいると、食べたい欲求が止まりません。
万華の焼き印をポンと押したら出来上がり。
焼き印を押しているだけなのに、香ばしさがグレードアップしたような気分になるんだから不思議。
丁寧に箱詰めしていきます。写真はフルサイズ。
めちゃくちゃ大きい!食べきれない!と見ただけでは思いますよね。
ものすごいふわっふわで、軽い口当たりなんで、確実に食べきれます(笑)
焼きたてももちろんおいしいですが、冷蔵庫にいれて冷たくするとふわっふわからプルンプルンと食感を変えて楽しめるので、数日かければ完食間違いなし!
とはいえ、やっぱり最初はお試しからというのであればハーフサイズもあります。
プレーンのフルサイズは1080円、ハーフサイズは700円なので、コスパを考えてもフルサイズをおススメします!
台湾カステラは、火、木、土曜日限定販売。
11時のオープン時にいくと焼きたてパフォーマンスと焼きたてを食べられるので、焼きたての香りと味を楽しみたいという人は早起きして出かけましょう。
その場で購入も可能ですが、1日に作る量が限られているため予約がおススメです。
台湾菓子職人が生み出した渾身のパイナップルケーキ
台湾スイーツといえばだれもが思い出すパイナップルケーキは3種類。
お土産で定番の土鳳梨酥は、台湾南部の太陽の恵みをいっぱいにあびて育った台湾産パイナップルを使用。
パイナップルの果肉感と甘酸っぱさを感じる食べ応え抜群のパイナップルケーキです。
外側の生地はさっくさっくでバターの味と香りも存分に感じられます。
パイナップルの果肉感がしっかりしているので食べ応え抜群。
冬瓜鳳梨酥は台湾産パイナップルと甘さ控えめの冬瓜をミックスした、台湾で昔から食べられているパイナップルケーキ。
”餡”という表現がぴったりで、なめらかな舌触りが特徴。
甘さ控えめなので、和菓子感覚で食べられます。
お年寄りや子どもへのお土産ならこちらがおススメ。
蔓越莓核桃酥(クランベリー&くるみ)は、クランベリーの甘酸っぱさとクルミのザクザク食感が感じられる新感覚ケーキ。
クランベリーの酸味は病みつき必至。
最近、台湾でもさまざまなフレーバーが登場しています。
万華ではこの夏、マンゴーとレモンが登場予定。
台湾といったらマンゴーですよね!
今からマンゴーケーキの販売開始が待ちきれません。
こんなかわいい箱にいれてくれます。
土鳳梨酥づくしでもいいですし、組み合わせてもOK!
歯につかないヌガー登場
ヌガーは砂糖、はちみつ、たっぷりの卵白を混ぜ合わせ、アーモンドやドライフルーツをいれて固めたフランスのお菓子ですが、実は台湾でも昔から人気のあるお菓子なんです。
独特のねっとりとした食感が主流で長く余韻が楽しめるのが魅力。
ですが、実は筆者、あの歯にくっつく感じが苦手でした。
キャラメルのような弾力がありつつも、クッキーのようなさっくりと軽い食感でめちゃくちゃ食べやすいんです。
もちろん、ヌガー特有のドライフルーツもたっぷり。
このクッキー食感がどこからくるのか?
実はクラッカーが入っているんです。
マシュマロ、ドライフルーツ、クラッカー、そしてたっぷりの卵白を混ぜ合わせ、低温でじっくり炒め固め、手間暇かけることで実現した味わいと食感。
定番のドライフルーツのほか、ネギ入りも!
台湾人はネギが大好物。
ネギ餅やネギまん、ネギパンなどネギ入りのおかずが豊富なんです。
クラッカーの塩気とネギの甘味を感じる一風かわったヌガーケーキは一度食べたら忘れられない斬新さです。
台湾茶や雑貨のお土産もあり
中国語で万華とは台湾台北の地名で、文化発祥の地といわれる場所を指します。
そんな古き良き時代を感じる地名を店名にした万華の店内はオールド台湾を思わせるディスプレイ。
パイナップルの刺繍をほどこした小袋や台湾の文字、観光地がイラストされた小物入れ、台湾のレトロ柄をあしらったがま口など、雑貨もセンスあふれるセレクトで気分上々。
パイナップルケーキをこの小袋で渡してもかわいいですよ!
烏龍茶やジャスミン茶、そしてミルクのような甘い香りが特徴の金萱茶も販売しています。
金萱茶は試飲ができるので、独特の甘い香りを堪能してみてください。
ちなみに、パイナップルケーキやヌガーケーキもそれぞれ試食があるので、自分好みのものが見つかるはず!
まとめ
昔ながらの店が軒を連ねる天神橋筋商店街の入り口にある万華はレトロモダンの店構えでひときわ異彩を放っています。
窓が大きくとられ、店内の様子がよく見えるのでとっても入りやすいですよ。
台湾スイーツ好きから気になってたけどまだ食べたことない初心者さんまで、基本のラインナップが揃い、かつ台湾の味そのまんまなのでまずは試食だけでも立ち寄ってみてはいかが?
と言いつつ、一歩店内に入りあの甘い香りをかぎながら試食すると間違いなく買っちゃいます(笑)