空き家や再建築不可物件といった一般の不動産会社での取り扱いが難しい流動性の低い物件の売却は、多くの人にとってハードルが高いもの。
そんな悩める不動産オーナーの“最後の砦”となっているのが、株式会社AlbaLink(アルバリンク)です。
2011年の創業、年間相談件数6,500件の相談を受け、豊富な知見と確かな実績を積み重ねてきた同社。
東京本社を中心に、全国に支店を構える中で、関西エリアの中核を担うのが大阪支店である。
「古い実家が空き家になっている」
「相続したけど使い道がない土地がある」
「持ち分だけ相続したけど売れなくて困っている」
そんな他社が断る物件でも高額買取をモットーにお客様の悩みと向き合い、確かな解決策を提示してくれる株式会社AlbaLink(アルバリンク)について今回は徹底取材してみました!
買取・再生を通じて未来を創る新たな不動産の実態
空き家と聞くと、町を歩いているときに「そういえばあの家ってもしかして・・・」とご覧の方の頭にも ふと思い浮かぶ物件が浮かぶのではないだろうか?
社会問題としても連日NEWSに挙がる、特殊な物件は一般の不動産会社では取り扱いが難しく、様々なキッカケから「引き継いだが、不動産会社に相談しても門前払い状態で、どうすればいいか分からない」と悩む声も多い問題である。
そんな難しい空き家などの特殊な不動産を専門に買い取り、再生・再販している不動産会社が、今回取材するAlbaLink(アルバリンク)である。
「空き家をゼロにする」というコンセプトで、不動産問題で悩むすべての方に手を差し伸べたいという強い想いから設立し、現在TOKYO PRO Marketに上場を果たした。
全国に支店を展開することで、この社会課題の解決に向けて事業を拡大する中で、今回は大阪・本町駅近郊に事業を構えるAlbaLink(アルバリンク)大阪支店へ向かいました。
インタビュー
今回は、株式会社AlbaLink(アルバリンク)大阪支店 不動産売買事業部 松田 武大(まつだ たけお)様にインタビューをさせて頂きました。
⸻改めまして、本日は貴重なお時間いただきありがとうございます。
御社が空き家物件の買取・再生を通じて未来を創るというビジョンを掲げ、TOKYO PRO Marketへの上場も果たされた背景や、訳あり不動産に挑む現場のリアルをぜひ伺えればと思います。よろしくお願いいたします。
こちらこそ!本日はよろしくお願いします!
【社会課題 × 事業性―「空き家」というニッチが生むインパクト】
⸻空き家など流動性の低い不動産に特化されていますが、改めて “社会課題” と “ビジネス” を両立させると言うのはかなり難しい事だと、素人の私でも想像できます。
そこでまずはその点についての企業努力を是非お聞かせ願えればと思います。
実際、空き家でお困りのお客様の中には、相続した実家に全然住んでいない、というケースが多いんです。
例えば、ご両親の家を相続したけれど、ご相談者自身は遠方に住んでいらっしゃるとか。中の家具や生活用品も当時のままで、手が付けられない状態だったりします。
田舎だと他社が断わるような、物件に金額をつけるのも難しいことがありますが、うちはきちんと査定させていただいて、お手離れの支援をしているんです。そういった対応に、相談者の方も安心されたと思います。
突然のご逝去というよりは、高齢で施設に入られていたとか、そういう状況が多いですね。
また、親との関係が良くなかった方が、相続放棄の手続きを知らなくて、気づいたら自分名義になっていたとか。毎年、誰も住んでいない家の固定資産税を払い続けている…というご相談も結構あります。
⸻固定資産税って、けっこう負担になりますよね。大阪支店ということで、関西圏の方のご相談が多いかと思っていたんですが、遠方の方からの相談もあるんですか?
はい、結構あります!
物件のある場所を基準に来るので、例えば大阪・西成区に物件があって、今は東京に住んでるとか、相続して北海道に住んでいる方とかもいらっしゃいます。
でも、そういう方がわざわざ大阪まで来られることは少ないです。ほとんど「丸投げでお願いしたい」というケースですね。
実際の例で言うと、東京からお電話をいただいて、「大阪の西成にこういう物件があるんですけど…」とご相談されたケースだとご相談者が悩んでおられる中で、「地元が大阪だから、ちょうどその時期に帰省する予定がある」ということでしたら、そのタイミングで一緒に物件を見に行くという対応をさせていただきました。
その場で査定額をお出しして、「うちではこの金額でご提案します」とはっきりお伝えするようにしています。
一旦持ち帰って…みたいな無駄なやり取りは極力なくして、事前に準備したうえで、その場でご提案するスタイルです。
⸻すごくスムーズですね!どうしてもご相談者様が来られない場合はどうされていますか?
どうしても現地に来られない場合は、鍵を送っていただいたり、中の写真をLINEで送っていただいたりするケースもあります。
そうすれば、電話で「このぐらいの金額になります」という査定も可能です。
不動産の査定って、なかなかイメージしづらいと思いますけど、僕らはなるべく分かりやすくご案内しています。
【上場の経緯と空き家ビジネスへの想い】
⸻御社は昨年、上場もされていますよね。こういった空き家の取り組みを事業として取り扱うようになった経緯も、ぜひお聞きしたいです。
社長は元々マーケティングの会社をやっていました。ウェブマーケティングとか、広告の会社ですね。そこから6年程前に不動産業界、不動産を扱うようになりました!
その頃からずっと今のミッションである 【空き家ゼロ】という思いが芽生えたんだと思います。
⸻ 6年前、震災やコロナ前ですね・・・その頃から社会問題として空き家が増えているは一般人の私でも感じていました。
そうですね!日本の高齢化・人口減少から、住まれている家が少なくなっているというところに加えてコロナという不幸なことが増え、空き家問題がさらに深刻化してしまった状況だと思います。
ですがそれは戦略とかではなくて、社会問題に着目した結果だと思います。よく言えば、専門的なジャンルではないところにいくので、当初は失敗もかなりあったと思いますが、利益を出したという理由だけだと、空き家って全然儲からないんですよ。
でも、社会問題をどうにかしたいっていう社長なりの考えがあって空き家問題に着目したんじゃないかなと思います。
当初は「そんな物件をわざわざ引き取ってどうするの?」ってよく言われましたが、蓋を開けてみると「お金にならなくてもいいから、手放したい」「この家を処分できずに、ずっとモヤモヤしてる」って方が、思った以上に多くてニーズはすごくあったんです。
⸻なるほど!でも、ユーザー側としては、築年数とか、状況、例えば築30、40年、自分が生まれる前ぐらいからある家で住んでいない、手入れもされていないみたいな状態の物件をどう見るのかっていうのは気になると思うんです。
ケースバイケースではあるんですけども、土地の相場がベースとなります。不動産は需要と供給によって金額が決まるので、東京目黒区とかだと価格が高くなり、都心から離れるとやはり土地単価ぎ低くなりますよね?
僕らはまず、いろんな不動産の取引事例を見て、ここのエリアだったら大体このぐらいの金額では買い取れるんじゃないかなっていうところを目星をつけていきます。
そこから築年数だったりとか、駅がどれだけ近いかとか、物件のケースバイケースなんで、そこからどんどん枝分かれしていくんですけど、一番最初はエリアの取引事例ですね。
状態的にはボロボロで、買い取ってくれるわけないよなっていう状態でも、例えば堺なら南海高野線が梅田に数年後には伸びるから、土地単価が上がってくるっていう場所もありますので、そのような所も加味しております!
⸻なるほど・・・確かに箕面方面とかもそうですよね!
はい!御堂筋線が伸びてきたからこそ、梅田まで一本でとか、そういうところも含めて検討しますが、ご購入されるお客様によっては例えば駅から遠くても、オンラインで仕事されるから、公共交通機関よりは車にアクセスが良いとか、車の通りが良いとか。
住むという目的ではなく、新たなビジネスの物件として購入される方もいらっしゃいます!
だから諦めずにまずは相談してほしいっていうところが一番にあります!
査定方法が他の不動産よりももっと広く、様々な観点から考えられてる所も当社の強みですね!
⸻1つ気になったのですが、 "新たなビジネスの物件" とは具体的には活躍されている社長やオーナー様にご提案するということでしょうか?
近いイメージですが、僕らは買い取った後に買って頂いた方を探していくんですけども、普通の不動産会社ですと同じ業者さんに回していくか、一般のユーザーさんに売っていくかという風になりますよね。
僕達のストロングポイントは、日本全国に投資家さんのコミュニティがあるんです!
家賃収入だけでも生活を立てていらっしゃる方、もしくは副業として家賃収入の割合がすごく多い投資家の方が日本全国に7〜8000人程いらっしゃるので、そういう方を相手に販売していきます。
⸻普通の不動産会社では、なかなかそこのコミュニティを持っている会社が少ないですよね?
そうですね!だからこそ一般的には購入者が少ない訳あり物件でも、様々な可能性を広げて再活用できるんです!
⸻具体的には最近流行りの古民家カフェ的なイメージですか?
そうです!あとは民泊とか、アトリエなど新しいスタイルで空き家が生まれ変わる事例がこれまでに数多くありましたね!
【プレッシャーと責任感】
⸻すごく意義のあるお仕事だと思いますが、全国に支店もあって、上場もされて、プレッシャーや責任感も大きいのでは…?
もちろん、プレッシャーは感じます。でも、個人的には、それがあるからこそ頑張れるというか。やっぱり「信頼してもらってる」という自覚があるからこそ、適当なことはできないですし、雑に査定したりは絶対できません!
買い取りや販売の判断をするときも、「それが本当にそのお客様にとってベストなのか?」という視点を常に持ってやっています。
⸻信頼があるからこその責任なんですね。
はい。特に空き家って、持ち主の方が「損や失敗したくない」って思っているケースが多いんです。
だからこそ、僕たちが先に一歩踏み込んで、「こうやって手放せますよ」「ちゃんと売れますよ」と見せてあげることが大事だと思ってます。
上場すると、どれだけお客様の課題解決をしてきたかとか、クリーンな取引をしているかが見られます。グレーな取引をする話もまわりでも多いですが、上場しているからそんなことは絶対にしないよっていう責任感もありますし、お客様に安心感を与えることもできます。
ご相談時にいろんな他の会社に相談して戸惑うんですけども、上場してるからこそ安心感を与えられてるかなと思います。
【空き家に悩む方へメッセージ】
⸻ここまでお話を伺って、空き家って決して“負”ではなく、ちゃんと向き合えば“資産”として活かせるものなんだなって実感しました。
最後に、今!空き家のことで悩んでいる方や、どうしたらいいかわからないまま放置している方に向けて、メッセージをいただけますか?
そうですね!まず一番お伝えしたいのは、「空き家のことで困っているのは、自分だけじゃない」ってことなんです。
実際、ものすごく多くの方が悩んでいますし、「どうしていいかわからないから、そのままにしている」というケースが圧倒的に多いんですが、そのままにしていても、やっぱり状況は良くならないんですよね。
⸻確かに、時間が経てば経つほど、建物も傷みますし…。
そうなんです!「いつかなんとかしないと」と思いながら、数年が経ってしまって、「あのとき相談しておけばよかった」と言われる方もたくさんいらっしゃいます。
だからまずは一回、気軽に相談してみてほしいんです!
「これって売れるんですか?」とか「片づけもできてないけど、相談していいですか?」とか、どんな内容でもいいんです。
私たちは「売ってください」じゃなくて、「一緒に考えましょう」というスタンスなので。
⸻その言葉、心強いです!!
ありがとうございます!
僕たちとしては、「不動産屋さんに相談する」というより、「ちょっと不安を聞いてもらう場所」くらいに思っていただけたら嬉しいです。
空き家って、“物件”じゃなくて“人の気持ち”の問題でもあると思うので、そこを一緒に整えていけたらいいなと思っています。
⸻本当に、空き家に向き合うって、その人の人生の整理でもありますよね。今日は貴重なお話、ありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!
まとめ
いかがでしたか?
「もう子供に迷惑をかけたくないんです」
そんな言葉をお客様から受け取ることがあると、AlbaLinkのスタッフの方はおっしゃっていました。
家って、暮らしの中心にあるものだけど、ある日突然“負担”にもなってしまうもの。
だからこそ、あきらめずに向き合ってくれるプロの存在が、これからもっと求められる気がします。
大阪で、身近な誰かがそんな悩みを抱えたとき、今日の取材で出会ったこの会社を思い出してもらえたら——そう感じる取材でした。
「誰に相談すればいいかわからないから、そのままになってる」という人は、大阪にもきっとたくさんいると思います。
でも今日お話を聞いて、“わからなくてもいい、一緒に考えてくれる人がいれば動ける”と感じました。
空き家や相続の悩みを抱える方にとって、AlbaLinkのような存在が、次の一歩を踏み出すきっかけになるはずです。
株式会社AlbaLink(アルバリンク)概要
会社名:株式会社AlbaLink(アルバリンク)
所在地:大阪市西区靱本町1丁目4-16
営業時間:10:00~19:00
電話番号:0120-897-565
アクセス:大阪メトロ四つ橋線:本町駅:25号出口から徒歩約1分
公式HP:https://albalink.co.jp/osaka/