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日本映画の祭典「おおさかシネマフェスティバル表彰式2024」に行ってきました♪【3/5】

更新日:

皆さんこんにちは♪

2024年3月3日、ホテルエルセラーン大阪で開催された日本映画の祭典「おおさかシネマフェスティバル表彰式」の取材に行ってきました!

 

おおさかシネマフェスティバル表彰式

おおさかシネマフェスティバルは、大阪で行われている映画ファンのための映画祭です。

関西の映画ファンと映画人の交流を図る唯一の映画祭として毎年多くのお客様に喜ばれています。

過去には、綾野剛さん、池脇千鶴さん、菅田将暉さん、坂田利夫さん、原田美枝子さん(第39回)、樹木希林さん、佐藤浩市さん、松坂桃李さん(第40回)、東出昌大さん、杉咲花さん(第41回)吉岡里帆さん、桐谷健太さんと今の日本映画界を担う俳優陣が来場しております。

 

毎年、司会を務められる浜村淳さんの登壇です。

大阪の朝の顔といえばこの人!

映画愛溢れるお話をたくさん聞かせてくださいました。

熱く語っていた浜村さんでしたが、途中で進行役の蕭秀華さんに「もうこの辺で、、」と話を止められる場面も!

もうすぐ90歳とは思えないほど、ユーモア溢れる会話と記憶力に脱帽。

関西が誇るレジェンドと思わせる圧巻の存在感です。

 

浜村さんのコメント
『おおさかシネマフェスティバルで受賞した人は後年みなスターとして大成しています。

「ブギヴキ」の趣里も「おちょやん」の杉咲花も「海の声」の桐谷健太も、さらに蒼井優も、いや、もっとたくさんおります。

それほど縁起の良い励みになる祭りなのです。

さあ、今年はどんな大スターが生み出すのか、胸膨らむ思いがします。

メインイベントの表彰式では、日本を代表する俳優さんから監督、脚本家の方まで総勢19名の方が登壇されました。

 

新人女優賞 サリngROCKさん『BAD LANDS バッド・ランズ』

『BAD LANDS バッド・ランズ』で映像の仕事として映画に初めて出演したサリngROCKさんが今年の新人女優賞を受賞されました。

このような賞をいただきまして本当にありがとうございます。

演劇も映画もなんですけれども、全ての要素が掛け算になっていて、私への賞っていうよりもこの賞を私にとらせてくださった作品への賞だと思っていますんで、映画『バッド・ランズ』が面白い映画だったんだと改めて確認するものになったんだと思います。

映画『バッド・ランズ』まだ観ていない方は是非観てください!

今後は主演にも挑戦し、舞台にも登場されるそうです。

これからの活躍も楽しみにしております(*^-^*)

 

新人女優賞 中野有紗さん『PERFECT DAYS』

本作品が女優デビューとなる中野有紗さん。

10代ながら独特の雰囲気を放ち、業界内で注目されています。

初めての映画でこのような素晴らしい賞をいただくことができたのは『PERFECT DAYS』のチームの皆様であったり、共演者の皆様のおかげだと思っております。

これからも演技に真摯に向き合って頑張っていきたいと思います。

透明感があり、スラッとしたスタイルが印象的でした!

今後の出演作にも期待が高まります♪

 

新人男優賞 黒川想矢さん『怪物』

『怪物』で映画初主演を務め、第66回ブルーリボン賞新人賞、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した黒川想矢さん。

大阪の方からお手紙をいただいたり、ティーチインの様子を見ていて、大阪でも映画『怪物』を好きになってくださった方が沢山いることは知っていたのですが、まさかこのような賞をいただけるとは思っていなかったのですごく嬉しいです。

『怪物』に出るまでは、自分ではこんな奇跡を起こせなかったと思います。

是枝組の皆さんと是枝監督、映画『怪物』に感謝の気持ちでいっぱいです。

演技する上で大切にしていることは、歩き方ということで理科の好きな人の歩き方を披露され、会場内が盛り上がりました!

しっかりとした受け答えは大人顔負けです。

 

新人男優賞 柊木陽太さん『怪物』

同じく映画『怪物』に出演されている柊木陽太さん。

幼少期からキッズモデルとして活躍されていて今回映画『怪物』で初出演を果たします。

僕の出身が京都でこうやって関西の地で受賞できるのはすごく嬉しいです。

ありがとうございます!

キュートな笑顔がとっても印象的でした♪

 

助演女優賞 中村久美さん『高野豆腐店の春』

1979年に大河ドラマ「草燃える」でデビュー。

『高野豆腐店の春』、『アンダーカレント』の両作品で、第45回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞。

『高野豆腐店の春』は三原監督と藤竜也さんが組んでお撮りになる3本目の映画で、私も出させていただきましたけれども、本当に最小限の人数と日程で大急ぎで撮った作品なんです。

精鋭スタッフとわきあいあいと信頼のもとで作り上げたものです。

そうゆう小さな小さな愛おしい作品が多くの方に受け止めていただいて45年もやっていながら私がこのような場に立たせていただくことをとてもありがたく思っております。

どうもありがとうございました。

芸歴45年で今回賞をいただいたのは初めてとのこと。

これからの出演作も楽しみにしております。

 

助演男優賞 磯村勇斗さん『月』

映画『月』で第47回日本アカデミー賞優秀賞助演男優賞を受賞のほか、第97回キネマ旬報ベスト・テンで助演男優賞を受賞。

現在、TBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」に出演中。

大阪には舞台挨拶とか仕事で来ることはありましたけど、受賞でこのようなかたちで来れたこと嬉しく思います。

『月』という作品は非常に難解であり、社会的なテーマの強い映画だったので、どういう風に届くのかなという怖さがあったんですけど、こうやって皆さんの心なのか脳内になのかわからないですけど、届いてるんだなと実感しています。

実際の事件を映画化したもので、磯村さんがどう演じたのか気になる作品です。

 

主演男優賞 鈴木亮平『エゴイスト』

2007年『椿三十郎』(森田芳光監督)で映画デビュー。

21年公開の『孤狼の血LEVEL2』では日本アカデミー賞、報知映画賞、おおさかシネマフェスティバルなどで助演男優賞を獲得している。4月25日にNetflix映画『シティーハンター』が全世界配信予定。

この日はお仕事の都合で残念ながら欠席となりましたが、鈴木亮平さんからのビデオメッセージをお届けします。

『エゴイスト』という作品は愛とエゴのお話でもあるんですけど、私にとっては人間てなんて素晴らしいんだろと、思えるような人間賛歌の映画だなと思っております。

そんな『エゴイスト』が大阪の皆様にも愛していただけたこと、応援していただいたこと非常に嬉しく思っております。

今後は、大阪の街でも映画を撮りたいなと思っているそうで、今からどんな映画になるのか楽しみです♪

 

主演女優賞 松岡茉優『愛にイナズマ』

2003年事務所に所属して子役としてキャリアをスタート。

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などで存在感を示し広く注目される。

『勝手にふるえてろ」で第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞を受賞、「蜜蜂と遠雷」、「騙し絵の牙』でも同賞優秀主演女優賞受賞。

最近の主な出演作に映画『ひとよ』、『劇場」、『ヘルドッグス』、「スクロール』。

テレビドラマ「初恋の悪魔」、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」、「ゆりあ先生の赤い糸」などがある。

『愛とイナズマ』という作品は、私自身演じ終わって、みてくださった方から悔しい思いや理不尽なことにあった話を聞かせていただきました。

この世界にはそんな思いをした人がこんなに沢山いるんだな、1人じゃないんだなと思えた作品です。

もし未見の方がいらっしゃいましたら、花子ちゃんに熱いエールをもらってください!

浜村さんとのやりとりが漫才のようで見ていて楽しかったです。

落ち着いた雰囲気からは貫禄すら感じます。

とっても魅力的な女優さんです。

 

日本映画作品賞『PERFECT DAYS』

©2023 MASTER MIND Ltd.

役所広司さん主演。

東京・渋谷の公衆トイレで働く清掃員の日常をドキュメンタリータッチに描く物語。

日常を丁寧に生きて、仕事は黙々とこなし、銭湯や行きつけの店での一杯、それに樹々との対話などを愉しみ、律するものは自身の規範だけ。

小津作品を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督が、役所広司を主演に描いた日々はまさに『PERFECT DAYS」。

 

監督賞 石井裕也さん『月』

映画『月』は実際にあった障害者施設殺傷事件をもとに映画化された作品

受賞の言葉では「スタッフ、キャスト、関係者の方々に感謝ですし、大変なこともありましたけどもつくることができて本当によかったなと思います。今日はありがとうございました」

 

撮影賞 近藤龍人さん『怪物』

受賞の言葉では「エンドロールに流れてる全てのスタッフの思いとか願いとかそういったものが全て詰まってないと、撮影ってうまくいかないしそれを代表してこの賞がいただけたんだなと思っています。それが皆さんに伝わったというのが嬉しくて、本当にありがとうございます」

 

音楽賞 上原ひろみさん『BLUE GIANT』

受賞の言葉では「この映画に関わらせていただいて、エンドロールをみた時に、沢山の方が関わっているんだなとビックリしました!その人達の思いをまとめてくださった立川監督とご一緒できたことは本当に嬉しかったですし、大好きな漫画の『BLUE GIANT』の音が書けて幸せでした」

 

特別功労賞 浜村淳さん

「何の賞ですか?賞金はないですか?」と浜村さんワールド全開で会場を沸かせます。

「ひとえにみなさんが支えてくださったおかげです。本当にありがとうございました」と感謝を伝え、会場は温かい拍手に包まれました。

浜村さんの話はわかりやすく、映画のストーリーが目に浮かび、スッと頭に入ってきます。

まさに名物司会者ですね!

映画界になくてはならない存在です。

 

まとめ

最後に、登壇者全員でのフォトセッションが行われました。

 

通算48周目を迎える映画祭は、早くからチケットが売り切れるなど今年も大盛況でした!

今は手軽に映画なども見ることのできる時代ですが、映画館でしか味わえない感動、臨場感は格別です。

見知らぬ世界に文化、日常が映し出される映画は、自分の中での世界が広がります。

この機会に是非、素晴らしい作品の数々に触れてみてくださいね(*^-^*)

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