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生まれ変わっていく大阪キタの「古本屋さん事情」を調査してみた!

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王道(旧かっぱ横丁)新しくなった阪急古書の町

阪急梅田駅の高架下、飲み屋町「かっぱ横丁」の入口にあった「阪急古書のまち」は、古本、骨董品、切手などのお店が並び、この雰囲気のうす暗く古い感じがまた、古書の町のいい味が出ていて昭和レトロな時代の象徴のような街でした。

ここにくれば、古書から漫画などの絶版本が手に入る、超レアな専門書があったりと古本マニアにとってはたまらなく、この「阪急古書のまち」は大阪、いや日本を代表するといっていいほどだったのです。

その「阪急古書のまち」が新しくなった・・

 

お店の名前も個性的です。
梁山泊
藤沢書店
杉本梁江堂(古書)
上崎書店
稀珍堂書店
中尾松泉堂
萬字屋書店
オリエントハウス萬字屋
太田書店
りーちあーと

2019年4月、阪急3番街が大型リニューアル。
それにともない、場所も移転、紀伊国屋書店梅田本店の横に新しく生まれ変わりました。

現代本屋と古本屋が隣り合う知的な異空間。

梅田の超大型店紀伊国屋書店梅田本店の右横に並ぶ「うめ茶小路」、「阪急古書のまち」はおしゃれな新世代の古書のまちスタイルでリニューアルしたのです。

「うめ茶小路、阪急古書のまち」

きれいな白木づくりで統一され、歴史を刻む古書にふさわしい和の雰囲気が漂いました。

しかし、「阪急古書のまち」を楽しみにやってきたこの日は、な、なんと定休日・・(水曜日は定休日でした)

残念でした。( ノД`)

それでも連なってきれいに並ぶお店の前のショーウインドウにはそのお店の商品が展示されているのでお店の様子が伝わってきました。

また、この「うめ茶小路」は名前の通り、梅田から茶屋町へとつながっているので定休日でも多くの人が通り「ここって古書のまちなんだ・・きれい!」という声があちらこちらから聞こえてきたり、ショーウインドウに見入っている人も多くいました。

 

学書、芸術などたくさんの種類や古書や品切れ、絶版の古書も見つかるという梁山泊(りょうざんはく)

 

 

日本画、洋画、中国美術、茶道、工芸など古美術関連の書籍に深い「りーちあーと」。

 

 

太田書店

鉄道ファンにはうれしいかも・・

 

中尾松泉堂

書道の水差しや篆刻なども・・

書道をたしなむ人にとってはじっくりとお店を堪能したいところです。

他にもお猪口やお茶碗

 

あの歴史的な人物がいた時代のものでは?というような古文書が

記された本など。歴史を紐解くかぎになりそうです。

この他にも

 

小判や昔のお金。

おしゃれな靴屋さん、めがね、雑貨、時計のお店もありました。

 

「阪急古書のまち」ショーウインドウを見ているだけでも博物館や美術館に来たような感じで楽しめました。

歴史を遡りタイムスリップしたような感じ、ずっとこの古書のまちワールドに浸っていたくて何往復もしました。

近いうちに開店している時にぜひ来たいと思います。

 

衰退する大阪駅第3ビルの古本街

大阪駅ビルの第3ビルの地下2階は、金券ショップの激戦区と言われるほど多くの格安チケットショップが並び、たくさんの人が出入りしていました。

そのずっと奥に古書のスペースがありました。

以前は、5店舗あったこの場所では1店舗が閉店、2店舗はそれぞれ移転をして今は3店舗となっています。

ちなみに第1ビルでは以前あった4店舗がそれぞれ閉店や通販専門に移行して全てなくなっているようでした。

主力は漫画や小説1冊50円セールなど安く本が買えたりアイドルのトレーディングカードを売ったりしている「もっきりや」、漫画、一般書籍やCDなども扱う「汎書店」と、歴史、国史などを扱う「永井古書店」が並んでいます。

永井古書店では袋を辞退すれば2円割引、本を買った人には何度も使用できる割引券などのサービスがあります。

 

イベントも開催されるようです。

それぞれ工夫しながら頑張っている大阪駅第3ビルの3店舗の古本屋さんでした。

 

絶滅した東通り商店街の大人の古本屋

最盛期には東通り商店街の終点付近に10店舗位あったといわれている古本屋さん。

鉄道、ゲーム、漫画、そして「ビニール本」の王道とも言われた末広書店も2012年に53年の歴史の幕を閉じ、時代の流れも大きく変わっていきました。

しかし、行ってみてびっくり。古本屋さんが、一つもない・・・古本屋さんは絶滅していました。
唯一あったのは「まんだらけ」。けど、これは違う。('ω')ノ

時代の流れとはいえ、その文化が消滅したことはちょっと寂しくなりました。

 

まとめ

昭和のころ・・もっと前から長い歴史を刻んできた骨董屋さんや古本屋さん。

閉店やインターネットへの移行などこの流れも変わり馴染みのお店がなくなっていくことで青春時代からの思い出から寂しく感じる人も多いかもしれません。

でもリニューアルした「阪急古書のまち」を歩いてみて博物館や美術館のように楽しめて、子どもから年配また、海外の人にも歴史、昔のお茶碗や書物に興味を持ってもらえたらうれしい・・(^^♪

またそんなスペースができたことにうれしく思いました。

 

今回は私が知っている古本屋を紹介しましたが、まだまだ隠れた古本屋さんがあるかもしれません。

皆さんも大阪キタエリアを歩く際に、古本屋さんを見つけたら、ぜひ覗いてみてくださいね。

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