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イベント・催事 ユニーク企業特集

地域との触れ合いの場、障害者アート「アトリエ中大江公園前」を運営【#24. 株式会社絆ホールディングス】

更新日:

「関西・大阪のこれからを担うユニーク企業特集」

2025年の「大阪・関西万博」の開催が迫る中、今後ますます発展していくであろう”大阪”

大阪らしいユニークな発想や、楽しい仕掛けで関西を盛り上げようと奮闘する企業にスポットを当てた企画です。

第24弾は、「株式会社絆ホールディングス」をご紹介します!

 

株式会社絆ホールディングスとは?

株式会社絆ホールディングスは、『大阪を世界一ユニバーサルな街にする』をモットーに、大阪で障害者総合支援法に基づく福祉事業を行っている会社です。

株式会社絆ホールディングスとその子会社が運営する事業所全般を「きずなグループ」と呼び「(社会性+事業性)×人、やりたいことを仕事に、障害者が戦力となって活躍できる会社」という経営理念のもと、2012年に子ども達の放課後等デイサービス事業からスタートした「きずなグループ」は、保護者からの「18歳以降の人生の方が長く、親として将来が心配」という声に応え、2016年より就労支援事業もスタート。

子どもから大人まで誰もが住みやすい日本の社会づくりに貢献しています。

きずなグループは、障害を個性と捉え、障害者が「戦力」となって活躍できる会社を目指しています。

 

きずなグループが展開している事業

※フリースクール『きずな学園』のホームページはこちら

 

主な事業内容

児童発達支援・放課後等デイサービス

小学校1年生から高校3年生までの学校通学中の障害のある子どもたちが、放課後や長期休暇中に社会性や生活能力向上のための訓練や活動を行いながら、心と身体を育むことを支援し、安心して過ごせる時間を提供する施設です。(未就学児童に対しては「児童発達支援」というサービスがあります。)

また、レスパイトケア(家族に代わり一時的に支援を代替することで、日々の疲れ等をリフレッシュしてもらう家族支援サービス)としての役割も担っています。

利用に際して療育手帳や身体障害者手帳は必須ではないため、発達障害の児童も利用しやすい利点があります。

きずなグループでは「子どもたちが自身の長所を生かしながら、本人に合った自立ができるようになること」を目指し、さまざまな活動を通して一人ひとりの成長を支援する療育を行っています。

営業時間やご利用方法など、各事業所案内はこちらから!


就労継続支援A型

就労継続支援事業所は、障害のある方の一般企業への就職をサポートする通所型の福祉サービスです。

身体障害、知的障害、精神障害の他に発達障害や手帳の有無にかかわらず医師の診断や自治体の判断など就職困難が認められる方がご利用になれます。

また、就労を希望する65歳未満の障害のある方に対して、職場体験などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行う就労移行支援事業所というものもあります。

サービス内容は事業所によって異なりますが、仕事に関する知識やスキルアップと就職活動のサポート、就職後も長く働き続けらるれよう職場への定着支援も行っていきます。

きずなグループでは一人ひとりの「働きたい」という気持ちを尊重し、皆さんの就職活動をサポートしています。

事業所案内はこちらから!


自社マンションの運営管理など、障害者の仕事創出

絆ホールディングスでは所有している不動産の運営管理を、障害者の方々のお仕事としています。

一例として、所有のマンションでは、日々の共用部清掃、退去者が出た際の空室清掃、庭の草木のお世話、入居者からの入金管理、エントランスにはアトリエの絵を飾っています。

また、絆ホールディングスではマンションの一部をセーフティネット住宅として登録し、 住宅確保要配慮者の方に住宅提供しています。

今後はセーフティネット住宅として提供できる物件を増やし、退職された利用者の方が住居に困らない環境を整えて大阪のユニバーサルな街づくりに貢献したいと考えています。

セーフティネット住宅とは、「住宅セーフティネット制度」に登録されている、住宅確保要配慮者(高齢者、障害者、子育て世帯など)の入居を拒まない賃貸住宅です。
⇒国土交通省「住宅セーフティネット制度について」

おそうじのご依頼はこちら



独立支援

きずなグループは、従業員の「自分で考え」、「自己の責任」のもと「自分でやりたい」と考える、そんな熱い人の、熱い想いを全力で応援する独立をサポートする「独立支援制度」を行っています。

きずなグループの「独立支援制度」は正社員として給料を貰いながら、きずなグループの施設で経験を積み、資金調達や労務管理など、起業するにあたり必要な知識や考え方なども指導。安心して「独立開業」していける仕組みが整っています。

 

アトリエ『中大江公園前』

株式会社絆ホールディングスでは、障害者アートを社会に広めていくきっかけとなる創作場所として、『アトリエ中大江公園前』を運営しています。

アトリエ中大江公園前では、個性あふれるアーティストたちがのびのびと障害者アートを生み出しています。

アーティスト数は110名以上(2024年4月現在)

発達障害や精神障害などの障害を持った20代から60代のアーティストが、自分らしくクリエイティブにそれぞれの感性で日々作品づくりを行っています。

アトリエ見学やアート作画の体験なども予約不要で受け付けています。

2024年2月には『障害者アート展覧会』も開催し、2回目以降の展覧会の来場者数は約500名と人気です。

展示会では作品の販売会も行っています。

また、大阪市の教育方針に協力する企業や大学等によるネットワークのOEN(オーエン)にも登録しており、小中学校の子どもたちの施設見学も積極的に受け付けています。

アトリエの施設見学に興味のある教育機関関係者の方は、OEN(オーエン)にお問合せ下さい。

 

アトリエ中大江公園前

住所:大阪市中央区南新町2丁目4-3 大平ビル1F
地下鉄谷町四丁目駅「4号出口」より徒歩7分

開館日:月曜日~日曜日
営業時間:9:30~16:30(予約不要)

作品数:500点以上(2024年4月現在)
アーティスト数:110名以上(2024年4月現在)

アトリエ見学
見学日:月曜日~日曜日
時間帯:10:00~16:00
参加費:無料


アート作画の体験
体験日:土曜日・日曜日
時間帯:①10:00~12:00
    ②13:30~15:30
参加費:1,000円
【予約不要】どなたでもご参加ください


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「ユニバーサルアートフェスタ」&第4回「アトリエ×コレクション」〜障がい者アート秋の祭典〜

2024年10月26日(土)11:00~17:00「パークファン ユニバーサル アートフェスタ」が中大江公園で開催されます!

感性溢れる30点以上の絵画展示、大胆な作風が迫力満点のライブペインティング、誰もが参加できる体験型パズルピース・アート企画など、多彩なコンテンツが盛りだくさん。

いつもの公園が創造空間へと大変身します☆彡

入場・参加費は無料!

 

コンテンツの紹介

1:絵画展示
株式会社絆ホールディングスが運営する、アトリエ中大江公園に所属するアーティストから厳選した、唯一無二の油絵を30点展示します。

スケジュール:11:00~17:00(常設で展示)

2:ライブペインティング
手のひらに塗料を直接塗り付けて、大胆に描き上げるライブペインティング。アートが完成したと思いきや、実は……。一度描いたあとからが真骨頂です。

スケジュール:①12:30-13:30 ②15:00-16:00(2回実施予定)

 

色鉛筆でド迫力のトラを描いているのは、10月26日のユニバーサルアートフェスタでライブペインティングをする上中さん。

 

アトリエには、上中さんのアートが多く展示されています。

 

こちらは上中さんが子どもの頃から構想していたという光るアート☆彡

寝室に飾れば高級ホテルにいるようなワンランク上のお部屋になりそう♪

 

圧倒的才能を誇る上中さんが、当日のフィーリングで描きあげるライブペインティングは必見ですね(*^▽^*)

 

3:体験型パズルアート
参加者が15cm×15cmのパズルピースの形をしたキャンバスに直接描いた40ピースのアートを組み合わせて、1500cm×750cmサイズの大型パズルピース・アートを、参加者の皆さまとご一緒に1枚の作品として作り上げます。
スケジュール:①11:30~12:30 ②14:00~15:00(2回実施予定)

 

こちらはグループが運営している放課後等デイサービスの子どもたちとアトリエのアーティストで制作したパズルアート。

やってみたいと思った人は、ユニバーサルアートフェスタへGO♪

 

《開催概要》
タイトル:ユニバーサルアートフェスタ
開催日:10月26日(土)※予備日27日(日)27日も雨の場合は中止
時間:11時〜17時
開催場所:中大江公園(大阪市中央区糸屋町2丁目2)
コンセプト:ひらけた公園は誰もが立ち寄ることができる場所であり、障害者も子どもも大人も、アートを用いて楽しく交流できる場所にする。
当日の取り組み:絵画展示、ライブペイント、体験型アートピースなど
料金 :入場無料

 

2024年10月23日(水)~10月27日(日)の期間中は、「アトリエ×コレクション」〜障がい者アート秋の祭典〜も同時開催!

 

個性豊かなアーティストたちのダイナミックで繊細なコレクションが一挙に楽しめます(*^-^*)

 

1Fアトリエ内の壁は、アーティストたちの作品で埋め尽くされています!

 

油絵、水彩、切り絵など、多彩な作品が勢揃い☆

推しのアーティストが見つかりそう(^^♪

 

アトリエでは、アーティストたちがアート作品を制作している様子も見られます(*^-^*)

 

こちらは地下にある展示室☆彡

 

ブタさんもいました(^^♪

 

オリジナルグッズも販売♪

 

《開催概要》

タイトル:第4回「アトリエ×コレクション」〜障がい者アート秋の祭典〜
開催期間:10月23日(水)~10月27日(日)まで
時間:10時〜16時
開催場所 :アトリエ中大江公園前(大阪市中央区南新町2丁目4-3 大平ビル1F)
料金:入場無料

 

代表取締役インタビュー

今回は、アトリエ『中大江公園前』と障害者アートのイベントについて、株式会社絆ホールディングス代表取締役専務の下川弘美さんにお話を伺いました!

 

代表取締役専務 下川弘美さん

―御社はきずなグループとしてさまざまな福祉事業を展開されていますが、障害者アーティストのためのアトリエを作った経緯についてお聞かせください。

「障害のあるアーティストたちから『作品を制作したり飾ったりできる場所が欲しい』といった声が多く寄せられており、私たちも障害者アートを事業化したいと考えていたため、2023年10月にこのアトリエを設立したというのが、経緯です」

 

―アトリエを運営する上で難しいと感じている部分はありますか?

「事業として収益を上げていく難しさは感じており、現在も模索中です。ですが、私たちは障害者アートに大きな可能性を感じています。例えば、企業が作っているSDGsのノベルティグッズに障害者アートのデザインを取り入れたコラボグッズを作ったり、会社のオフィス向けに障害者アートをレンタルしたりと、障害者アートを活用したい企業とプラットフォームでつながり、新たな事業の展開や拡充をしていきたいと考えています。企業とコラボすることで障害者アートに対する社会の認知度が上がれば需要も高まり、経済的に自立した職業アーティストを増やしていくことができます」

 

―アトリエは中大江公園のすぐそばにあります。10月26日に同公園で開催されるユニバーサルアートフェスタで展示やパフォーマンスイベントを行うことも社会の認知度アップに繋がりそうですね。

「そうですね。中大江公園は地域に愛されている公園です。近隣の幼稚園や小学校の年中行事が行われたり、能の催しが開かれたりと年間を通してさまざまなイベントが開催されています。月に1度、地域住民が清掃作業も行っていてとても活気ある公園です。私たちも中大江公園のイベントに参加することで、地域の人たちに障害者アートを知ってもらい、身近に感じてもらえたら嬉しいなと思っています」

 

―アトリエの見学も予約不要で随時受け付けているとのことですが、子どもの見学も可能でしょうか?

「もちろんです。先生に引率されて近隣幼稚園の園児の皆さんが来てくれたこともあります。保護者同伴で小さなお子さんの作画体験も可能です。ぜひご家族そろってお越しください」

 

―アトリエでは、アーティストたちとお話することもできますか?

「可能です。アーティストたちも自分の作品に興味を持ってもらえるのは嬉しいことだと思います。ただ、話しかけられることが苦手なアーティストもいますので、まずはスタッフにお声がけください。好きなアーティストを指名してペットの肖像画や自画像、文字アートなどの依頼もできます。好きな画像をアートにすることもできますよ」

 

画像(右上)を基にアーティストが制作したアート作品

 

数名のアーティストが描いた作品の中から好きなものを選ぶことも可能。

もちろん全購入もOK!

 

―それは素敵ですね!アトリエに展示されている作品は画風も作風もさまざまで、こんなにたくさん表現方法があるのかと驚きました。まるで玉手箱みたいで「これが好き!」という推し作家さんが必ず見つかりそうです。

「アトリエには110名のアーティストたちのアートが飾られています。アートの世界では障害者たちの個性が武器になり、彼らの感性を生かしたアートはオリジナリティに溢れています。ぜひ、お気に入りのアーティストを見つけてみてください」

 

―最後にアトリエ『中大江公園前』やイベントに興味を持った方に向けて一言お願いします。

「障害者アートのアトリエと聞くと、なんとなく入りにくいイメージを持たれがちですが、『中大江公園前』は純粋にアートを楽しめるアトリエになっています。室内も広々していて、地域の小学生が『面白そう』と、時々のぞきにやってくるくらい明るい雰囲気です(笑)アーティストたちも自分の作品を世間に発表したり、評価を貰えたりすると自信につながります。イベントでは参加者の皆さんで作るパズルピースアートも行う予定です。想定外の驚きとわくわくをお届けしますので、ぜひお越しください!(^^)!」

 

下川さん、ありがとうございました。

 

まとめ

アトリエの作品を眺めていると、不思議な温かさと静かな感動を覚えました。

障害者アートには、芸術的な美しさだけでなく、アーティストたちの心に秘めた想いのようなものが映し出されているのかもしれません。

芸術の秋に、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

【会社概要】

会社名:株式会社絆ホールディングス(代表取締役 吉田 昭元)
本社:大阪市中央区内本町1丁目2-8 TSKビル 8F
事業内容:障害福祉事業、フリースクール事業、その他

公式ホームページ

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