「関西・大阪のこれからを担うユニーク企業特集」
2025年の「大阪・関西万博」の開催が迫る中、今後ますます発展していくであろう”大阪”
大阪らしいユニークな発想や、楽しい仕掛けで関西を盛り上げようと奮闘する企業にスポットを当てた企画です。
第22弾は、「株式会社ベストサーブ」をご紹介します!
株式会社ベストサーブとは?
株式会社ベストサーブは、関西で遺品整理・特殊清掃業、不用品回収などを行う会社です。
元ホテルマンである代表のポリシーに則り、礼儀礼節をわきまえたスタッフが在籍。
特に遺品整理では、お客様の心と体の負担を少しでも軽くできるように細部まで真心を込めたサービスを心がけています。
業界実績はなんと50年以上!
サービスに満足したお客様からの紹介などもあり、業界で50年以上も続く老舗企業となっています。
長きにわたる実績がサービスの信頼の証となり、より多くのお客様に選ばれています。
事業紹介
遺品整理
突然の出来事で何から手をつければいいのかわからないご遺族の方々に代わって、遺品整理を行います。料金は部屋の広さや処分品で異なります。
対応エリア:滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
形見分け品配送サービス
整理した遺品を指定の場所まで、配送します。
ハウスクリーニング
遺品を運び出した後、お部屋のクリーニングをします。
消臭サービス
特許を取得しているオゾン技術を使った業務用消臭機で除菌・消臭を行います。
形見分け品配送サービス
整理した遺品を指定の場所まで、配送します。
リフォーム
お部屋のリフォームを承ります。
リサイクル家電引き取り
リサイクル家電の引取り・処分を行います。
不動産の売買・解体
不動産の売買・解体などをサポートします。
オフィス・店舗の除菌
厚生労働省のガイドラインに準拠した手順・薬剤を使用してオフィスやコールセンター、店舗を丸ごと除菌・消毒します。
<作業内容>
・オゾンミスト(人体に無害)の噴霧(空間ウイルス抑制)
・不特定多数が触れる箇所の消毒剤によるウイルス拭き取り
今注目の遺品整理士とは?
現在日本では高齢化社会が進み、高齢者の孤独死なども増える中、遺品整理の需要が高まっています。
また、核家族化や単身世帯が増加し故人の遺品を整理できる家族が近くにいないというケースも増えています。
このような社会の背景から遺品整理を業者に依頼する人が増えており、そこで注目されているのが遺品整理士です。
遺品整理士は『一般財団法人遺品整理士認定協会』が認定する民間資格で、遺品整理の専門知識と技術を体得した遺品整理のプロフェッショナルのこと。
単なる不用品回収の処分とは異なり、遺品を法規制に基づいて正しく処分したり、価値の高いものを見分けたり、思い入れのある遺品を大切に扱い供養するなど、専門的な知識を持った上で遺品整理作業を行います。
遺品整理士の仕事内容
遺品整理士の仕事は以下のとおりです。
遺品の選別
大切な方が残した遺品を形見品、不用品、供養品などの種類別に仕分けていきます。
故人の遺志、遺族の方の希望をもとに、柔軟かつ確実な処理を進めていきます。
遺品の処分
大切な故人を思うあまり遺品を処分できなくなる人もいます。そのような人に代わり、丁寧に仕分けを行い不用品として選別されたものを処分します。
また、回収した遺品は故人、遺族だけでなく、環境にも配慮して法規制に沿った適切な形で処分します。
遺品の供養
写真や人形、仏壇や神棚など、どう処分すればいいかわからないものも遺品の中にはあります。そういった遺品を悔いなく手放せるように供養をすすめるのも遺品整理士の仕事です。
遺品整理士が在籍している業者の場合、供養のための施設や寺社と提携していることも多く、手配から処理まで任せることができます。
そのほか、部屋の掃除やハウスクリーニング、業者の有する資格によっては特殊清掃なども担います。
遺品整理業のお仕事見学!
遺品整理や不用品回収などで回収した品々がその後どうなるのか、気になりますよね。
今回は、回収した品を保管している倉庫や作業部屋を特別に見学させていただきました(*^-^*)
それでは行ってみましょう~♪
中に入ると・・・
かなり広い倉庫の中に、様々なものが!(^^)!
大型家具に・・・
使用済みコップなどの食器。
使用済みの靴もあったり・・・
中古のぬいぐるみも発見!
大型家具、使用済みの食器や靴、そしてぬいぐるみなどは、フィリピンやベトナムなど海外に輸出します。
特に海外ではぬいぐるみの需要は多く、すぐに売れるそうです☆彡
株式会社ベストサーブでは、日本ではゴミになってしまう品物を海外に輸出することによって廃棄処分の費用を減らし、その分依頼料を安くしてお客様に還元しているそうです。
必要な人たちにリユースするというのはSDGsの実現にもつながりますね♪
更に見ていくと。
車いすや・・・
ティッシュ、トイレットペーパーが山積みにされているところもあります。
車いすやトイレットペーパー、ティッシュなどは、主に介護施設などに寄付しているそう(^^♪
お隣にある関西遺品整理センターの倉庫も見せていただきました!
こちらの倉庫には、空き缶や・・・
紙、布、段ボールなどが仕分けされています。
処分するゴミも細かく分別されていて、環境にも優しい!(^^)!
続いて、こちらのお部屋にあるものは、日本のオークションやメルカリなどに出品・出荷する商品たち。
毎日さまざまな商品が売れているそうです(*^-^*)
このお部屋では、オークションやメルカリに出品する商品を撮影していました!
椅子に座るぬいぐるみさん、めっちゃ可愛い~♪
撮影を担当しているスタッフの濱田さんにお話を伺いました!
―商品の撮影で気を付けていることはありますか?
「出品する商品の魅力を最大限に引き出せるように、様々な場所で撮影したり、小道具を用いたり、いろんな角度から撮影したりしています。また、商品説明の欄では、お客様が欲しいな、と思ってくれるような表現を選ぶように心がけています。細かなキズや汚れがある場合はその部分も撮影し、お客様が納得した上で購入してもらえるようにもしていますね」
ーいろいろ工夫されているんですね。
「そうですね。お客様に少しでも喜んでもらえたらいいな、と思い、梱包も丁寧に行っています。届いた商品のコメントに「とても良かったです。」とか、「また購入したいです」といただいた時は、やってよかったな。と嬉しくなりますね」
濱田さん、お忙しい中ありがとうございました!
代表取締役インタビュー
高齢化社会の日本では、残される家族に負担をかけないために生前整理、墓決め、遺言書作成などの終活をする人が増えています。
株式会社ベストサーブでは、遺品整理の他、生前整理も行っており、どちらの需要も多いそうです。
とはいえ、遺品整理・不用品回収の会社は悪徳業者が多いというイメージもあり、ちょっと怖い感じがしますよね(>_<)
今回は、悪徳業者の見分け方や、今注目の遺品整理士のこと、生前整理についてなど、代表取締役の工藤敏光さんに伺いました。
―遺品整理業者や不用品回収業者には悪徳業者が多いイメージがありますが、実際、遺品整理業界に悪徳業者はいるのでしょうか?
「残念ながらいます。高齢化社会の日本では、近年遺品整理の需要が急増しており、それに伴い、ここ数年で遺品整理の会社が爆発的に増加しています。遺品整理の仕事は資格がなくてもできてしまうので、悪徳業者も混ざってしまうんです」
―なるほど。悪徳業者を見分ける方法はありますか?
「いくつかありますが、まずは金額ですね。あまりに安すぎる場合は注意が必要です。安いからと依頼したら、反社会的な風貌の男性がやってきて高額な値段を請求され、怖くなって支払ってしまうケースがあります」
―それは、怖いですね。
「また、値段の安い業者は遺品整理を不用品回収と同等に捉えている場合があり、無資格のスタッフが部屋のものを運び去って終了というところもあるようです。遺品整理は亡くなったご家族の形見を扱うので、安い業者を選んで乱暴に扱われて心残りを持つより、信頼できる業者に依頼して丁寧に作業して貰う方が満足するのではないかな、と思います」
―信頼できる業者を選ぶポイントはありますか?
「まずは、歴史ですね。長く遺品整理業を続けているということは、お客様に信頼されている証になります。それから社員の人数も大事です。遺品整理は亡くなった方の身の回りの物を整理するため、作業にはそれなりの人数が必要になってきます。社員が1~2名しかいない会社では、営業担当だけが社員で、実際の作業は知識のないアルバイトを使っているケースもあります」
―会社の歴史や社員数はホームページで簡単に確認できるので選ぶポイントになりそうですね。その他にはありますか?
「資格があるかどうかも重要なポイントですね。遺品整理士や特殊清掃などの資格を持っている業者は、遺品整理についての知識が豊富で、ご遺族の気持ちに沿ってさまざまな提案をしながら整理を行ってくれます。また、遺品整理後に、特殊な薬剤などを用いて消臭や消毒などの清掃も行ってもらえるので安心です」
―株式会社ベストサーブは、会社設立50年以上、遺品整理業を始めて15年以上ですよね。社員数も多く、遺品整理士や特殊清掃などの各種資格もお持ちで、安心して遺品整理を依頼できますね!
「ありがとうございます」
―その他、株式会社ベストサーブのサービスの魅力はどういったところでしょうか?
「弊社の遺品整理は清掃まで行うというところです。「掃除までしてもらえて助かる」とかなりご好評いただいてます。また、女性社員が多くいる点も魅力の一つです。亡くなった方が女性の場合、男性には触られたくないというご遺族のご心情もありますし、そもそも遺品整理の依頼主は高齢者が多いので、女性スタッフが作業に来てくれる方が安心のようですね。
―確かに、男性スタッフが来る聞くと、力の弱い高齢者や女性にとっては威圧感がありますね。ベストサーブでは工藤さんが元ホテルマンという経歴もあり、接客にも力を入れているそうですね。
「弊社では、月一回、外部からマナー講師を招いて接客についての社員教育を実施しています。この業界では珍しいかもしれませんが、私は遺品整理や不用品回収も接客業と考えているので、お客様に対しては丁寧な対応を心がけるよう、スタッフに徹底しています」
―工藤さんもそうですが、先程お会いした濱田さんも話していて好印象でした。この丁寧な接客も株式会社ベストサーブの魅力ですね。
「ありがとうございます。私が言うのもなんですが、弊社の社員は全員本当に優しいです。この人柄の良さは弊社の宝だと思っています」
―社員の人柄が会社の宝というのは素敵です。ベストサーブでは遺品整理士の資格を持つスタッフも多くいるそうですが、個人で遺品整理を行うのと比べて、遺品整理士のいる業者に依頼するメリットはどんなところでしょうか?
「一番のメリットは短期間で遺品整理が終了するところですね。ご遺族が遺品整理を行うと、片づけている最中にアルバムなどを見つけてつい思い出に耽ってしまったり、どれもこれも思い出の品で捨てられなかったりと作業が長引きがちです。
実際、ベストサーブに依頼されるお客様の中にも、業者に頼むのはお金がかかるから自分でやってみたけど、作業が進まないまま退去日が近づいてしまい、なんとかして欲しいと、途中から依頼される方もいらっしゃいます。
遺品整理士は、専門的知識を用いて大切な遺品を買取り可能なものとそうでないものに仕分け、買取りができない遺品に対しても、これはリユースに回しましょう、これは寄付しましょう、ひな人形などの節句品はご供養してから処分しましょう、など、ご遺族の心の負担を軽減するような整理方法をご提案できるので、思い出の品も手放しやすくなり、作業がはかどります。また、個人では動かすのが大変な大型家具や家電の運び出しも行うので怪我のリスクも軽減できます」
―ゴミにするのは罪悪感があるという遺品も、誰かに使ってもらえたり、供養して貰えたりするならいいかな、と思えそうですね。大型の家具や家電の処分も個人で行うのは大変ですよね。ベストサーブでは生前整理も行っていますが、こちらはどういった方がご依頼されますか?
「ご本人様ではなく、ご家族の方のご依頼がほとんどですね。私は生前整理の講演会の講師もしているのですが、聴講に来られた高齢者の方は、熱心にメモまで取って話を聞いて下さるのですが、講演後に「勉強になったわー。また死んだらお願いします」と帰っていかれます(笑)面倒くささが勝ってしまうんでしょうね(笑)」
―そうなんですね(笑)ご家族の方が生前整理を依頼する際、注意する点はありますか?
「生前整理に関しては、長いスパンで行いましょうと伝えています。おばあちゃんが入院している間に全部片づけちゃってください、といった依頼もあるのですが、高齢者の方の中には、物があふれる部屋にいることで寂しさを紛らわせたり、幸せを感じたりしている方もいらっしゃいますので、いきなり物がなくなると、心の健康が損なわれ、最悪の場合認知症になってしまうこともあるので注意が必要です。生前整理では、本人が気づくか気づかないか程度の片づけを少しづつ続けて、長期間で綺麗にすることを心がけると良いと思います」
―最後に遺品整理を業者に依頼するかどうか迷っている方に一言お願いします。
「まずは信頼できる業者を探して、相談してみてください。高齢者の孤独死など予期せぬ訃報の際は、早く何とかしなきゃと焦って悪徳業者につけ入られ、高額請求されることがあります。弊社は経験と知識の豊富なスタッフが特殊清掃まで丁寧に行います。相談は無料で、24時間電話やメールで受け付けています。実際、迷いに迷って夜中の3時に切羽詰まって電話をかけてくるお客様もいて、「お願いして本当に良かった。ホッとした」などの言葉をいただいています。一人で悩まずに、まずはご連絡いただければと思います」
工藤さん、ありがとうございました!
まとめ
株式会社ベストサーブでは、回収した品物を、ただ売り物とゴミに分けるのではなく、海外にリユースしたり寄付したりと、できる限り無駄にしないように工夫しています。
ゴミの分別も細かくきっちり行われており、倉庫を見学しただけで、企業の信頼性は一目瞭然でした。
遺品整理・特殊清掃の実績が評価され、大阪司法書士協同組合の優良業者として特約店契約も結んでいます。
丁寧な接客と女性スタッフが好評の株式会社ベストサーブでは、仕事で多忙を極めるお一人様女性の散らかったお部屋の片づけ(ゴミ屋敷清掃・不用品回収など)の依頼も多いそうです。
悩みを抱えている方は、まずは相談してみてはいかがでしょうか。