「関西・大阪のこれからを担うユニーク企業特集」
2025年の「大阪・関西万博」の開催が迫る中、今後ますます発展していくであろう”大阪”
大阪らしいユニークな発想や、楽しい仕掛けで関西を盛り上げようと奮闘する企業にスポットを当てた企画です。
第15弾は、「ワンズトライン株式会社」をご紹介します!
ワンズトライン株式会社とは?
ワンズトライン株式会社は、2017年に設立した大阪市に本社を置く日本の外食企業です。
「大衆酒場あげもんや」「元祖豚丼屋TONTON」「カルビ丼あらた」「BONTEMPS」「コプルポチャ」「九州博多とんこつラーメン元祖ふくやま」などのブランドを全国に展開、FC店舗を含め多数運営しています。
食を通じて日本を元気にするをテーマに、店舗出店による地域の活性化や雇用の促進、お店に来られる全てのお客様や携わる関係者の方々の笑顔と活力を提供しています。
ALL HAPPYが合言葉の企業理念
ワンズトライン株式会社の企業理念は、「食」を通じて出会う全ての人に感謝し人と人の繋がりを大切にすること。
笑顔と明日への活力ALL HAPPYが合言葉です(*^-^*)
ワンズトライン三カ条の『思考力』・『発信力』・『行動力』の無限のサイクルを大切にし、大阪から世界に食文化を発信し、日本の未来の開拓者になるという企業ミッションに日々取り組んでいます。
社員のワークライフバランスを考え働き方改革のオピニオンリーダーを目指す!
ブラック企業といわれがちな飲食業界において、ワンズトライン株式会社では「働き方改革」を実施!
ストレスのかかる通勤時間の短縮の為に自宅から近い勤務地の案内や、出店場所の選定には社員の働きやすい環境を重視し、生活する中で起こるライフスタイルの変化にも柔軟に対応する為に業態開発に力を入れています。
社員のより充実したワークスタイルの実現のために、社員全員のワークライフバランスの向上を目指しています。
ワンズトラインの事業内容
ワンズトライン株式会社は、様々な形態の飲食店・居酒屋を関西中心に全国にフランチャイズ展開しています。
ワンズトラインが運営する人気ブランドの一部をご紹介!
元祖豚丼屋TONTON:北海道帯広名物の豚丼。甘辛い秘伝のタレで何度も手焼きしたこうばしい香りと味わいがくせになる、帯広市民に愛される郷土料理を提供。
お弁当&デリバリー 三ッ寺キッチン:毎日、日替わり全15種類の手作り弁当が500円(税別)より購入できる。ボリューム満点で栄養バランスも考慮し、働く皆さんを食で応援!
BONTEMPS:韓国伝統スイーツとクリームコーヒーのおしゃれなカフェ。韓国の伝統的なお菓子であるクァベギ本来の魅力を残しながら、トレンディな見た目も楽しめるドーナツが人気。アメ村の本店が話題。
九州博多とんこつラーメン元祖ふくやま:本場九州博多の本格とんこつラーメン。伝統のスープと麺で九州屋台の味が楽しめる。
その他、20名限定で全国どこでも繁盛するオーナー様オリジナルのラーメン店作りのお手伝いなども行っています。
この企画では、オーナー様のコンセプトに沿ったラーメン開発、物件調査、ユニフォーム&店舗デザイン、食器デザイン、店内工事まで、ワンズトラインのプロ集団が完全バックアップし、不安を抱えて一歩踏み出せない人を全力で応援しています!
食と音楽のエンターテインメント『ミライイニ』
『コロナ禍で打撃をうけた飲食業界とエンタメ業界を盛り上げよう!』とワンズトラインが立ち上げた『ミライイ二』は、アーティスト、大道芸、その他エンタメと、食イベントがコラボした食とエンタメの楽しいフェス!
美味しいグルメを堪能しながら音楽とエンタメで盛り上がる、子どもから大人まで1日楽しめるフェスとなっています。
チケット購入で、会場内のグルメが食べ放題という、フェス史上初のお得な試みも行っており、2023年に開催された『ミライイニ』には、矢井田瞳、ベリーグッドマン、かりゆし58などの豪華アーティストも出演しました!
年々盛り上がりを見せる『ミライイニ』は、今年も開催予定です。
ぜひチェックしてみてくださいね(*^-^*)
2023年の『ミライイニ』の様子はこちらから!
社長インタビュー
ワンズトラインの事業について、代表取締役社長 山内 仁さんにお話を伺いました!
―ワンズトライン株式会社は、『食を通じて日本を元気にする』をテーマに掲げています。日本を元気にするための手段として『食』を選んだ理由について教えてください。
「私は19歳~23歳までミュージシャンをしていたので、打ち上げで各地の地元料理を食べる機会が多くありました。その後、アーティストを辞めて数年が経過した頃、趣味の温泉旅行で各地を巡ってみると、ライブハウスのあった繁華街が軒並み廃れているのを目の当たりにして愕然としました。特に地方の繁華街は酷い有様で「これは何とかしないといけない」と、自分にできることを考え思いついたのが、全国の地元料理を使って日本の経済を活性化することでした」
―御社が全国展開しているブランドは、大衆居酒屋あげもんやを始め、地元料理の要素が強いですね。
「郷土料理や地元料理は、そこに行かなければ食べられないというイメージがありますよね。それが醍醐味でもありますが「あの地元料理が身近で食べられる」というのは、ビジネスチャンスになるとも感じました。うちのブランドは大阪や北海道帯広など地方名を大々的に打ち出しています。そうすることでライバルの多い飲食業界の中で差別化を図れているかな、と思います」
ー御社がフランチャイズ展開するブランドに、ジャンルやコンセプトなどの基準はありますか?
「大衆感があり日常食として受け入れられるものですね。大阪府民で言うと餃子の王将のような立ち位置です。私は地元が大阪なので、子供の頃、家族で「外食しよう、どこにする?」となったとき「餃子が食べたい」と言えば、家族みんなが「ああ、あそこな」と、餃子の王将を思い浮かべました。これって、実はとてもすごいことですよね。大阪府民の食生活の一部として浸透している証拠です。また、王将は外食チェーンでありながらジャージでも行けちゃうような気軽さもあります。ワンズトラインはそういう日常生活の延長線上にあるような大衆的な飲食店の全国展開を目指しています。名前は知らないけど、「あそこ」でみんなが通じちゃうお店が理想ですね」
―そういうお店が増えると、毎日の夕食作りに頭を悩ませるママさん、パパさんの新しい選択肢になりそうですね。
「今日ご飯作るの面倒くさいし、あそこ行くか。みたいに利用して貰えたら嬉しいですね」
―飲食業界というと長時間労働が当たり前でブラックなイメージが強いですが、御社は社員のワークライフバランスを重視した働き方改革を行っていますね。社員への働き方改革の中で特に留意していることは何でしょうか?
「長時間労働の改善はもちろんですが、最も重要なのは社員の仕事に対するストレスをできるだけなくすことだと思っています。たとえ数時間の仕事でも精神的に苦しいと感じる仕事は大きなストレスがかかります。反対に、自分がやりたい仕事なら長時間働いても大丈夫だったりしますよね。仕事上のストレスをいかに軽減するかが、楽しく働く上で最も大切なポイントだと思います」
―社員のストレスを軽減するために、定期的に面談などをされているのでしょうか?
「形式だった面談はしていません。何故かというと、もし私が社員の立場で月に一度取締役と面談しましょうと言われたら「うわー、ヤダなー」と、めちゃくちゃストレスになるからです(笑)なので、私がちょこちょこ現場を回って社員や業者の人たちに紛れ込み、世間話をしながら「最近売上どう?」「なんか困ったことある?」みたいな感じで悩みを引き出すようにしています」
―山内さんはとても親しみやすい性格をされていますよね。内容はカットしますが、私もインタビュー開始1分で大爆笑しています。良い意味で代表取締役らしくない人懐っこさがあって、社員たちも悩みを言いやすそうですね。
「あまりにフランクすぎて社員の中には私を業者の人と勘違いしている子もいます(笑)私は代表取締役という立場なので、社員と同じ目線で話をするのは難しい部分もありますが、社員と同じテンションで話をすることはできます。楽しく会話しながら困っていることや悩みを聞いて、改善できそうなところは改善したり、アドバイスをしたりしています」
―精神的な部分も含めた社員の働き方改革の中で、特に社員たちに喜ばれたものはありますか?
「コロナ後に立ち上げた『ミライイニ』の開催です。多くの有名人が出演する『ミライイニ』では、社員たちがアーティストや有名人と話したり一緒に写真を撮ったりできるので喜んでもらえています」
―『ミライイニ』は食と音楽のエンタメフェスになっています。昨年は大盛況だったようですが、『ミライイニ』を開催しようと思ったきっかけは何ですか?
「弊社はケータリングサービス事業も行っており、コロナ前は取引のあったイベント会社さんのおかげで、アーティストが大阪公演する際の関係者へのお弁当のケータリングを任され、大きな売り上げとなっていました。しかし、コロナ禍に入り、そういったイベントが全てキャンセルになって、お世話になったイベント会社のケータリング事業部の方たちが居場所をなくし次々と辞めて行く事態が起きました。アーティストたちも仕事ができず厳しい状況が続いていたと思います。コロナが収束してイベントが開催できるようになった時、お世話になったイベント会社さんや仕事が減ったアーティストさんたちに何かできることはないかと考え『ミライイニ』が誕生しました」
―『ミライイニ』は、話題のグルメ、音楽、大道芸、よしもと芸人のお笑いライブ、キッズダンスチームとプロのコラボステージ、大食い競争まであって、盛りだくさんなイベントですよね。
「企業主催のイベントなので、いろいろな圧力やしがらみを気にせずお客様ファーストの内容になっています。特に大食い競争はフードファイターが実際に大食いするところを見る機会はあまりないので盛り上がりましたね。キッズダンスチームとプロのコラボステージの企画は、子どもたちが未来に繋がる新たな価値観を育めるよい機会になってくれたらいいなと願って企画しました」
―最後に、『ミライイニ』を始め、未来性のあるさまざまな事業に取り組んでいるワンズトライン株式会社の今後の展望を教えてください。
「コロナ禍で白紙に戻っていた海外進出を始めていきたいですね。現地法人設立には煩雑な事務手続きや事業に適した優良物件を探すなど、やらなければならないことがたくさんあります。また、こういったことを任せられる信頼できる人脈作りも欠かせません。この人脈作りを一から行うのは大変な時間と手間がかかります。海外進出が盛んなアメリカでは、先人経営者が海外進出のノウハウや人脈を惜しみなく共有してくれたりしますが、日本の経営陣はあまり教えてくれないように思います。そこで、ワンズトラインが海外進出を果たし、培ったノウハウを次世代の優秀な経営者たちに共有していくことで、若い世代が海外進出しやすい土台を構築していきたいと考えています」
山内さん、ありがとうございました!
まとめ
山内さんのお話は「社員たちがワンズトラインで一生を終える必要はないと思っているので、やりたいことがあればいつでも巣立ってほしいです」「今の10代20代は才能に溢れたクリエイティブな人が多いので、彼らをバックアップできる体制を作っていくのが私たちの務めだと思っています」と、若い世代の『未来』を応援する内容が多く、日本経済をけん引する経営者としての責任感と信念を感じました。
大阪で誕生したワンズトラインが世界へ羽ばたく未来。
想像すると、日本の将来が楽しみなりますね(*^-^*)
【会社概要】
社名:ワンズトライン株式会社
設立:2017年4月
資本金:1,000万円
代表者:代表取締役 山内 仁
事業内容:飲食店経営、飲食店業の運営受託、飲食店業のコンサルティング業務、フランチャイズシステムによる飲食店の経営ならびに加盟店の募集
所在地:大阪市北区芝田2丁目3番16号